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◇-惑星の定義-テレストリアル(8/23-16:58)No.56067
 ┣Re:惑星の定義-ヨコヤマ(8/24-12:17)No.56074
 ┃┣Re:惑星の定義-Sam.Jehman(8/24-13:27)No.56075
 ┃┃┗惑星は分類に惑う星なのか・・・-ハージェスト(8/24-17:38)No.56081
 ┃┗Re:一つ問題が-テレストリアル(8/25-12:20)No.56101
 ┣Re:惑星の定義-M5(8/24-21:57)No.56088
 ┗Re:惑星の定義-No(8/28-00:38)No.56131
  ┗Re:惑星の定義-たすけ(8/28-02:16)No.56133
   ┗Re:惑星の定義-ヨコヤマ(8/28-11:32)No.56138
    ┗Re:惑星の定義-まっこゐ(8/28-15:04)No.56139


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56067惑星の定義テレストリアル 06/8/23-16:58

国際天文学連合の惑星定義が二転三転しているようですね。
12個に増やしたと思ったら今度は8個で、冥王星は惑星から格下げになる
かもって、「ちょっと待って下さい」って感じでしょうか。
そもそも『自分の重力で球形になったもの』と言うのも宇宙SFファンには
ちょっと気に入らないかな。
エンタープライズが、ある星系で発見した惑星が拉げていたらカーク船長は
「地球の3倍はあるが拉げているなぁ。惑星じゃないな。」とでも言うんで
しょうか? ちょっと酷いような・・・。
SFならフットボールの様な惑星が出てきたっていいと思うのですよね。
でも、まあ、新しい表現が出てくればそれはそれでいいのか知れませんね。

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56074Re:惑星の定義ヨコヤマ 06/8/24-12:17
記事番号56067へのコメント
>そもそも『自分の重力で球形になったもの』と言うのも宇宙SFファンには
>ちょっと気に入らないかな。
>エンタープライズが、ある星系で発見した惑星が拉げていたらカーク船長は
>「地球の3倍はあるが拉げているなぁ。惑星じゃないな。」とでも言うんで
>しょうか? ちょっと酷いような・・・。
>SFならフットボールの様な惑星が出てきたっていいと思うのですよね。
>でも、まあ、新しい表現が出てくればそれはそれでいいのか知れませんね。

厳密に「球」じゃないとダメってことじゃないでしょう。地球だって赤道
方面にひしゃげているし(逆に完全球の方が珍しいのでは?)。
 現在定説になっている惑星生成の過程からすれば、ある程度のサイズの球
体になるのが当然で冥王星の場合、サイズも他と違いすぎたり、「なんとな
く球」と呼べる形状すらしてない可能性もあって、実は大きな破片ではない
かと昔から疑問視されていました。
 今回の増やそうという話にしても、およそ科学的理由には基づいていない
し、定義をキッチリさせて問題の元になっている冥王星を外す方が、今のと
ころ理には適っています(その前に冥王星の形状他を観測できればいいのです
が)。
 将来、冥王星が詳細に観測されば、再定義で返り咲く可能性もあります。

 それより、外側の大きな2003BU313が外された理由が知りたいです。

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56075Re:惑星の定義Sam.Jehman 06/8/24-13:27
記事番号56074へのコメント
> 厳密に「球」じゃないとダメってことじゃないでしょう。地球だって赤道
>方面にひしゃげているし(逆に完全球の方が珍しいのでは?)。

VOYにも超進化惑星ってのがありましたしね。

> 今回の増やそうという話にしても、およそ科学的理由には基づいていない
>し、定義をキッチリさせて問題の元になっている冥王星を外す方が、今のと
>ころ理には適っています(その前に冥王星の形状他を観測できればいいのです
>が)。
> 将来、冥王星が詳細に観測されば、再定義で返り咲く可能性もあります。

今年1月にアメリカの冥王星探査機「ニュー・ホライゾン」が打ち上げられたはずで
すがどうなったのでしょう?

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56081惑星は分類に惑う星なのか・・・ハージェスト 06/8/24-17:38
記事番号56075へのコメント
いやあ、惑星の数を増やすの、減らすのでプラハ総会が惑ってますが、
地球人が太陽系をどう分類するか?がテーマですからね。
それにしても格下げの可能性が出てきた冥王星、
70年以上も馴染んだ名前は今後もそのまま?
それとも発見者にちなんでトンボー星とか?

それにもっと大きな観点で見れば、
地球型惑星と木星型惑星ではタイプ的にも別物、
という意見も出てきそうだし、
きっとこれからも専門家の間で惑い続けるのでしょう。

それにしても、冥王星の向こう側で見つかった2003UB313、
私だったら「ホシ・サトウ」って命名してやろうと思ったんだけど・・・
残念〜!

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56101Re:一つ問題がテレストリアル 06/8/25-12:20
記事番号56074へのコメント
> 厳密に「球」じゃないとダメってことじゃないでしょう。地球だって赤道
>方面にひしゃげているし(逆に完全球の方が珍しいのでは?)。
> 現在定説になっている惑星生成の過程からすれば、ある程度のサイズの球
>体になるのが当然で冥王星の場合、サイズも他と違いすぎたり、「なんとな
>く球」と呼べる形状すらしてない可能性もあって、実は大きな破片ではない
>かと昔から疑問視されていました。
> 今回の増やそうという話にしても、およそ科学的理由には基づいていない
>し、定義をキッチリさせて問題の元になっている冥王星を外す方が、今のと
>ころ理には適っています(その前に冥王星の形状他を観測できればいいのです
>が)。

惑星8個の前は12個に一旦決まりましたが、このときセドナとクワオワーは
入りませんでした。
セドナとクワオワーは冥王星より多少小さいのですが、その時惑星に昇格した
ケレスよりはかなり多きいので、あれ?なぜかな?と思ったんです。
すると、その答えは2つとも形が球ではないからと言うことでした。
とすると、このときは大きさより球でないことの方が影響が大きかったと言う
風に考えられるんですよね。
ま、考えてみれば非常に遠いこの2つを球ではないと言っているんだから、よ
っぽどひしゃげて見えたのかも知れませんね。
でもゼナ(2003UB313 の仮称)はどうだったんだろう?

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56088Re:惑星の定義M5 06/8/24-21:57
記事番号56067へのコメント
自分の重力で球形になったもの、とはおそらく岩石のかたまりでしかない小惑星と区別するための表現で、実際そのような小天体ならいくらでもあるわけです。
それでもどこかで線引きしなくてはならない理由とは一般世間で言う惑星とは何か?を決める必要からでしょう。
本当は恒星の周囲をまわっている天然の天体なら全部惑星だと言っても構わないのですが、今回は学校の教科書で教える範囲を決めているような感じですね。

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56131Re:惑星の定義No 06/8/28-00:38
記事番号56067へのコメント
問題は、球形かどうかよりも、冥王星だけ他の太陽系の惑星とは完全に周回す
る軸(表現が間違ってたらごめん)がずれてるってことだと思います。

冥王星だけずれてるということは、客観的に見て、太陽系と起源を共にしない
星だと考える方が論理的です。

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56133Re:惑星の定義たすけ [携帯投稿]06/8/28-02:16
記事番号56131へのコメント
数十年、惑星として認知されてきたわけだから、定義はどうあれ決断をせまられた多くの方々は冥王星は残したかったと思う。ただアメリカの数十年にわたる横暴さにイエスと言えなかったんじゃないかな?

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56138Re:惑星の定義ヨコヤマ 06/8/28-11:32
記事番号56133へのコメント
>ただアメリカの数十年にわたる横暴さにイエスと言えなかったんじゃないかな?
もしそうなら、科学と政治と感情を混同する科学者にあるまじき最低の行為ですな。
 そんなくだらない想像する人間も程度が低すぎる。(*゜д゜) 、ペッ

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56139Re:惑星の定義まっこゐ 06/8/28-15:04
記事番号56138へのコメント
ヨコヤマさんは No.56138「Re:惑星の定義」で書きました。

当初この案件は、新たに米国人が発見した 2003UB313 を惑星として認めてもらおう。
そして米国人により発見され、社会的、歴史的に認知されていた冥王星も惑星として残そう
という意図から米国の研究チームにより提案されました。
しかし、惑星の観測や理解が進んだ現在では、発見当初から「惑星ではない」と言われていた
冥王星についても結局「惑星ではない」という結論がだされることとなり、
他の米国学者も言っているとおり、至極当然の結果だったと思います。

ただ、欧州の学者と米国の学者には感情的な溝があることは事実のようで、
それを第7委員会(天体力学)のアンドレア・ミラーニ委員長(イタリア)の発言が
代表しているのではないかと思います。(それが全てだとは言いません。)
「天文学が長年培った伝統を破壊するものだ。こんなものは科学的定義とは言えない。」
「たった7人で作った定義案を、なぜ受け入れなければならないのか。」
「惑星数が増えると、教育現場に混乱をもたらす。」

米国の研究チームが独自の定義に固執したことも反発を強め、
かえってヤブヘビとなった要因のひとつなのではないでしょうか。
学者とて人間、米国側がもっとうまく立ち回っていたら別の結果が出ていたかもしれません。