Star Trek: U.S.S. Kyushu - Star Trek Words

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スタートレック用語解説

あ行

Ilia [パーシス・カンバータ (Persis Khambatta)]: デルタ人女性、宇宙艦隊大尉。改良された初代エンタープライズのナビゲーター。ウィラード・デッカーの恋人だった。
声：鈴木弘子

アゼトボア Azetbur [ロサナ・デソト (Rosana DeSoto)]: クリンゴン人女性。ゴルコン宰相の娘。彼が暗殺された後、その役職を引き継いだ。その後キトマー平和条約を惑星連邦との間に結ぶ。
声：榊原良子

Amanda [ジェーン・ワイアット (Jane Wyatt)]: 地球人女性、サレックの妻。つまりスポックの母親にあたる。サレックと共に初代エンタープライズに乗船したこともある。
声：寺島信子 [TOS]；京田尚子 [映画ST4]

Alyssa Ogawa [パティ・ヤスタケ (Patti Yasutake)]: 地球人女性、宇宙艦隊士官。ビヴァリー・クラッシャーの下で働く看護婦。 > 日本から来たスタートレック
声：岡部美和 [第4シーズン]；高島雅羅 [TNG#106]；栗山微笑子 [第5シーズン以降]；氷上恭子 [TNG#148 のみ]；三浦智子 [映画FC]

アレクサンダー・ローチェンコ Alexander Rozhenko [ジョン・スチューヤ (Jon Steuer) [TNG#81 のみ]；ブライアン・ボンソール (Brian Bonsall) [TNG]； Marc Worden [DS9]]: ウォーフの息子。母親のケイラーはクリンゴン人と地球人のハーフのため、4分の3がクリンゴン人の血が流れている。始めはウォーフの養父母 (セルゲイ＆ヘレナ・ロジェンコ夫妻) に育てられていたが、馴染めずエンタープライズ-D に乗ることになる。DS9にも登場。
声：亀井芳子 [TNG#81 のみ]；高山みなみ [TNG]

EMH

→緊急用医療ホログラム

Willard Decker [スティーブン・コリンズ (Stephen Collins)]: 地球人男性、宇宙艦隊大佐。改良された初代エンタープライズの艦長だったが、ジェイムズ・カーク提督が復職したためその座を譲ることになり、副長となる。TOSに登場したマット・デッカー准将の息子。アイリーアと恋仲だった。
声：堀勝之祐

ウィリアム・トーマス・ライカー William Thomas Riker [ジョナサン・フレイクス (Jonathan Frakes)]: 地球人男性、宇宙艦隊中佐。エンタープライズ-D・エンタープライズ-Eの副長で、アラスカ出身。2335年生まれ。ジャン・リュック・ピカードには「ナンバー・ワン」と呼ばれている (訳では「副長」)。始めは髭がないのだが、すぐに生える(？)。ディアナ・トロイとつき合っていた。ジャズとトロンボーン、そして女性を愛する。以前は U.S.S.ペガサス、U.S.S.ポチョムキン、U.S.S.フッドに勤務。愛称ウィル。U.S.S.ドレイクの艦長、ポール・ライスとは友人だった。また遺伝子的には同一人物である、トーマス・ライカーがいる。演じるジョナサン・フレイクスは、映画「ファースト・コンタクト」、そして最新作「スター・トレック叛乱」の監督である。
声：大塚明夫

Winn [ルイーズ・フレッチャー (Louise Fletcher)]: ベイジョー人女性。宗教的指導者の司教、ヴェデクの一人だった。自分のためにはどんなことをするのもためらわない性格。その後、最高指導者のカイになる。
声：沢田敏子 [第1・2・6・7シーズン]；片岡富枝 [第3～5シーズン]

Wesley Crusher [ウィル・ウィートン (Wil Wheaton)]: 地球人男性。ビヴァリー・クラッシャーの一人息子、2349年生まれ。船についての知識は士官にも引けを取らない。エンタープライズ-D に乗艦後、宇宙艦隊アカデミーに通う。
声：石田彰

Worf [ マイケル・ドーン
マイクル・ドーン (Michael Dorn)]: クリンゴン人男性、宇宙艦隊士官。エンタープライズ-D の保安主任 (初期は操舵士)。クリンゴン人初の艦隊士官である。2340年生まれ。もちろん、好戦的である。亡妻ケイラーとの間に息子のアレキサンダー・ロジェンコがおり、育てかたでいつも悩んでいる。その後ディープ・スペース・ナインに転属になり、戦略作戦士官として活躍。
声：銀河万丈

宙域 / クアドラント / 象限 quadrant: 銀河系を大きく 4つに分けた区域を宇宙域と呼ぶ。図のようにアルファ、ベータ、ガンマ、デルタ宇宙域に分けられる (青い丸は地球の位置)。ちなみに銀河系の直径は 10万光年。

スターフリート Starfleet: 惑星連邦内の組織。未調査宇宙の探索、他文明との交流・外交、治安など幅広い任務を受け持つ。多数の宇宙艦と宇宙基地を所有している。内政不干渉が大原則であり、艦隊の誓い (プライム・ディレクティヴ) と呼ばれる。士官となるには基本的に宇宙艦隊アカデミーを卒業する必要がある。

Starfleet Academy: 宇宙艦隊司令部と同じく、サンフランシスコにある訓練施設。宇宙艦隊に入るために卒業する必要があり、卒業後は正式な少尉となる。4年制。校訓は "ex astris scientia" 「星々から知識を」。

(初代) スタートレック / 宇宙パトロール Star Trek (The Original Series): 初代スタートレック (TOS) の邦題。1966～69年、79話、3シーズン。23世紀、5年間の調査飛行に出た初代エンタープライズのクルーの物語。レギュラーはジェイムズ・カーク、スポック、レナード・マッコイ、モンゴメリー・スコット、ヒカル・スールー、ウフーラ、パヴェル・チェコフ (第2シーズンより) の 7人。初回放送時には第2・3シーズンは「宇宙パトロール」という邦題で 30分に分割されていた。1979年から 1991年まで 6本の映画が製作され、7本目の「ジェネレーションズ」にも一部登場。

stardate: 日誌を記録する時などに使われる暦。TOSとTNG以降では計算方法が変わっており、TNG以降では 1000単位＝地球の 1年を表している。41000台が西暦2364年に当たる。TOS期の計算方法は様々な説があるが、映画版における宇宙暦を含めて完璧に算出できるものはないと言ってよい。なお「暦 (こよみ)」であり「歴史」ではないため、「宇宙歴」は誤り。

ウラ / ウフラ Uhura [ ニッシェル・ニコルス
ニシェール・ニコルズ (Nichelle Nichols)]: 地球人女性、宇宙艦隊士官。初代エンタープライズの通信士官。アフリカ出身。2239年生まれ。歌が得意。TOSレギュラーの紅一点。
声：松島みのり [TOS/DS9]；川島千代子 [映画TMP/ST2]；横尾まり [ST3]；さとうあい [ST4]；竹口安芸子 [ST5]；小宮和枝 [ST6]

エクセルシオール Excelsior: 宇宙艦隊所属の宇宙艦。U.S.S.エクセルシオ、NX-2000 (後に NCC-2000)。スタイルズ艦長の後、ヒカル・スールー指揮。モンゴメリー・スコットから被害を被ったこともある。当時は最新鋭艦であり、その後も多数の同型艦が活躍している。エンタープライズ-B も同級。

エズリィ・ダックス
エズーリ・ダックス Ezri Dax [ ニコール・デボア
ニコル・デボア (Nicole deBoer)]: トリル人女性、宇宙艦隊士官。少尉、その後中尉に昇進。ディープ・スペース・ナインのカウンセラーになる。第7シーズンだけのレギュラー。
声：石塚理恵

Elim Garak [アンドリュー・ロビンソン (Andrew Robinson)]: カーデシア人男性。ディープ・スペース・ナインで仕立て屋をしている。カーデシアが撤退した後も、独り残っている。ジュリアン・ベシアとは友人。以前はガルだったらしいが、とにかく謎が多い。
声：大川透

エル・オーリアン El-Aurians: 地球人と見た目は変わらないが、寿命は 1,000歳以上の非常に長命な種族。故郷の惑星をボーグによって滅ぼされた。ガイナンとトリエン・ソランはこの種族。

Enterprise: 時代を問わず、恐らく史上最も有名な宇宙船の名前。→初代エンタープライズ、エンタープライズ-A、エンタープライズ-B、エンタープライズ-C、エンタープライズ-D、エンタープライズ-E

Enterprise-A: ジェイムズ・カークが指揮する宇宙艦。NCC-1701-A。コンスティテューション級。初代エンタープライズを失ってしばらく後の艦。急ごしらえのため、初めはうまく機能しなかった。

Enterprise-B: ジョン・ハリマン指揮の宇宙艦。NCC-1701-B。エクセルシオ級。テスト航海でトラブルに巻き込まれた。クルーにはヒカル・スールーの娘、デモーラ・スールーもいる。

Enterprise-C: レイチェル・ギャレット指揮の宇宙艦。NCC-1701-C。アンバサダー級。ロミュランの攻撃を受けているクリンゴン基地を守るために交戦中、ワームホールに入り時を超え、エンタープライズ-D に出会う。

Enterprise-D: ジャン・リュック・ピカード指揮の宇宙艦、NCC-1701-D。ギャラクシー級。ホロデッキ、フードレプリケーターなど様々な技術を搭載した艦であり、TNG全般に渡って活躍した。乗員は 1000名以上。全長約670メートル。惑星ヴェリディアン3号星軌道上で、シールドの周波数をつかんだルーサ＆ベトール姉妹のバードオブプレイの攻撃を受け、第2船体は爆発。円盤部は惑星に墜落した。

Enterprise-E: 映画「ファースト・コンタクト」で登場する新しいエンタープライズ。ジャン・リュック・ピカード指揮。NCC-1701-E。ソヴェリン級。エンタープライズ-D に比べると細長い形をしている。量子魚雷などの最新設備を備えている。

エンリケ・ムニズ Enrique Muniz [F.J. Rio]: 地球人男性。ディープ・スペース・ナインにおいてマイルズ・オブライエンの下で働くエンジニア。艦隊士官ではなく、階級章は付けていない。
声：菅原淳一

オカンパ Ocampa: デルタ宇宙域の種族。地下に住み、管理者のアレイ型ステーションからエネルギー補給を受けて暮らしていた。寿命は 9年と短いが、その分成長スピードや記憶力には目を見張るものがある。一生に一度しか妊娠できず、その繁殖期のことは「エロジウム」と呼ばれる。元来テレパシーなどの超能力に長けている。

オド / オードゥ Odo [ レネ・オーバージョノー
レネ・オーバジョノス (Rene Auberjonois)]: ディープ・スペース・ナインの保安主任。どんな姿にも自分の形を変えられる可変種で、服に見える部分も身体の一部である。ベイジョー人科学者のモーラ・ポル博士に 7年の間研究された。2365年からテロックノール (当時) の保安主任になったが、同じ種族の者がいないため、いつも孤独。ただクワークとは仲が悪い様に見えて、実は仲がいい。秩序を好み、自室の家具は細かく決められた位置に置いている。出身の秘密はシリーズ途中で明らかになる。
声：加藤精三

オパーカ Opaka [カミーユ・サヴィオラ (Camille Saviola)]: ベイジョー人女性。ベイジョーにおける宗教の最高指導者。ベンジャミン・シスコはカイ・オパカから自分の使命を聞かされ、ディープ・スペース・ナインにとどまることになった。「カイ (Kai)」は階級を表す。
声：竹口安芸子

か行

カーデシアン / カーダシア人 / カダシア人 Cardassians: 惑星連邦と敵対する種族。国家名カーデシア連合 (Cardassian Union)、母星カーデシア・プライム。容姿は爬虫類を人間にしたような姿であり、寒さに弱い。ベイジョーを占領後、現在は撤退している。階級は評議員 (特使、Legate)、ガル、グリンなどに分類される。中央司令部のほか、特別警察のような機関としてオブシディアン・オーダーという組織がある。

Cartwright [ブロック・ピーターズ (Brock Peters)]: 地球人男性、宇宙艦隊提督。謎の探査機が地球に飛来した時、対応に務めた。タカ派。なお、演ずるピーターズは DS9 ではベンジャミン・シスコの父親、ジョセフ・シスコ役でもある。
声：田原アルノ [ST4]

クーン / クルン Kurn [トニー・トッド (Tony Todd)]: クリンゴン人男性。ウォーフの弟。2345年生まれ。ウォーフとは違って、クリンゴン人の下で育てられた。ウォーフと共にクリンゴン帝国を守るために活躍。DS9にも登場。
声：若本規夫

カーン・ノニエン・シン / カン・ノニエン・シン Khan Noonien Singh [ リカルド・モンタルバン (Ricardo Montalban)]: 地球人男性。20世紀の科学者によって、遺伝子操作で作られた「優生人間」の一人。圧倒的な力と頭脳を誇る。冷凍睡眠船で23世紀に現れた。映画版にも登場。
声：森山周一郎 [TOS]；大木民夫 [映画ST2]

ランク rank: 宇宙艦隊では、現在の米国海軍の階級をほぼ踏襲している。
階級英語 TNG以降の階級章

提督
(admiral) 元帥 fleet admiral [●●●●●]

大将 admiral [●●●●]

中将 vice admiral [●●●]

少将 rear admiral [●●]

准将 commodore [●]

大佐 captain ●●●●

中佐 commander ●●●

少佐 lieutenant commander ●●○

大尉 lieutenant ●●

中尉 lieutenant (junior grade) ●○

少尉 ensign ●

准尉 ensign (junior grade)
または warrant officer ○

注: さらに下士官、曹長 (petty officer)、乗組員 (crewman、VOYのマキ出身クルーに多い) といった階級もある
また映画ST6のウェスト大佐は captain ではなく colonel であり、別系統を示唆しているが詳細は不明

TOS時代は腕の模様、TOS映画時代は右肩などの階級章で区別する。またヴォイジャーのクルーで、元マキのメンバーは特殊な階級章を使用している。
全シリーズ・レギュラーの階級の移り変わりについては階級早見表参照。

階級	英語	TNG以降の階級章
提督 (admiral)	元帥	fleet admiral	[●●●●●]
大将	admiral	[●●●●]
中将	vice admiral	[●●●]
少将	rear admiral	[●●]
准将	commodore	[●]
大佐	captain	●●●●
中佐	commander	●●●
少佐	lieutenant commander	●●○
大尉	lieutenant	●●
中尉	lieutenant (junior grade)	●○
少尉	ensign	●
准尉	ensign (junior grade) または warrant officer	○

加藤

→ヒカル・スールー

獲得の法則 / 獲得の掟 Rules of Acquisition: フェレンギ金儲けの秘訣。フェレンギ人の商売における行動原理をあらわした法律。子供の頃から暗記しなければならない。全285条だが、これまでに全ての条文が出てきたわけではない。例: 第111条「金を貸した相手は家族同様に、利用せよ」("Treat people in your debt like family. Exploit them.")

カング / カーン Kang [マイケル・エンサラ (Michael Ansara)]: クリンゴン人男性。TOSに登場し、その後DS9にコール、コロスと共に登場した。
声：寺島幹夫 [TOS]；宝亀克寿 [DS9]；坂東尚樹 [VOY]

Caretaker: 高度な技術を有する不定形生命体。管理者とはオカンパ人の管理者の意味であり、死期を悟った管理者は代理の者を探していた。そのためヴォイジャーもデルタ宇宙域へ連れてこられることになる。彼らは自分たちをネシーンと呼ぶ種族で、別の銀河系からやって来て、男女のペアだけが残った。女性の方はサスピリアである。

Guinan [ウーピー・ゴールドバーグ (Whoopi Goldberg)]: エル・オーリア人女性。エンタープライズ-D、テン・フォワード (バーラウンジ) のバーテンダー。エル・オーリア人のため長命で、Qとも因縁があるらしい。クルーの相談をよく受けたりしている。また、時間流の変化を感じることができる。
声：東美江

Gowron [ロバート・オライリー (Robert O'Reilly)]: クリンゴン人男性。クンペックの死後にデュラスと争い、その結果クリンゴン最高評議会議長 (総裁、宰相) になった。ピカードには義理があるため、頭が上がらない。
声：佐藤正治 [TNG/DS9]；塚田正昭 [DS9#49 のみ]

キャスリン・プラスキ Katherine Pulaski [ ダイアナ・マルダー
ダイアナ・マルドーア (Diana Muldaur)]: 地球人女性、宇宙艦隊中佐。2365年の 1年間だけ、エンタープライズ-D の医療主任を務めた。転送が嫌い。過去に 3回の離婚を経験している。
声：谷育子

Kasidy Yates [ ペニー・ジョンソン (Penny Johnson)]: 地球人女性。輸送船の船長。ジェイク・シスコの紹介で、ベンジャミン・シスコと付き合うことになる。
声：弘中くみ子

キャサリン・ジェーンウェイ Kathryn Janeway [ ケイト・マルグルー
ケイト・モーグレー (Kate Mulgrew)]: 地球人女性、宇宙艦隊大佐。ヴォイジャーの艦長。歴代 4シリーズでは初の女性の主人公。以前はトム・パリスの父親のオーエン・パリス提督の下で科学士官として務めていた。U.S.S.ビリングスでの勤務も経験している。地球には恋人のマーク・ジョンソンがいる。
声：松岡洋子

Carol Marcus [ ビビ・ベッシュ (Bibi Besch)]: 地球人女性。ジェネシス計画に携わった博士。ジェイムズ・カークとの間に生まれた息子、デヴィッド・マーカス博士と共に研究を行った。
声：此島愛子

Q [ ジョン・デランシー ジョン・ドランシー (John De Lancie)]: Q連続体に属する、超生命体。できないことはなく、ある意味神のような存在。エンタープライズ-D の邪魔ばかりしている。ボーグと初めて遭遇したのは、Q の力による。ディープ・スペース・ナインやヴォイジャーにも登場。
声：羽佐間道夫

キーラ・ネリース Kira Nerys [ナナ・ヴィジター (Nana Visitor)]: ベイジョー人女性、ベイジョー軍部士官。ディープ・スペース・ナイン副司令官。2343年生まれ。気が強く、上官と反発することも多々ある。カーデシア人による占領時代には、レジスタンスをしていた。その頃の実戦的な知識が役立つことも多い。
声：小宮和枝

緊急医療用ホログラム Emergency Medical Hologram [ ロバート・ピカード
ロバルト・ピカード (Robert Picardo)]: ヴォイジャーに搭載されているホログラムのドクター。略して EMH 。通常「ドクター」と呼ばれている。医療部員が全員死んでしまったために使用されることになる。宇宙艦隊木星基地のルイス・ジマーマン博士によって開発された (ジマーマンの容姿を使った)。開発チームにはレジナルド・バークレイもいた。後に 29世紀の技術を手に入れたヘンリー・スターリングが製作したモバイルエミッターにより、制限なしに移動できるようになった。同様のプログラムはエンタープライズ-E にも搭載されている。
声：中博史

Clark Terrell [ポール・ウィンフィールド (Paul Winfield)]: 地球人、宇宙艦隊大佐。U.S.S.リライアント艦長。副長のパヴェル・チェコフと共にカーン・ヌニエン・シンに襲われ、脳に入る虫状の生命体、セティ・イールにより言いなりとなった。ジェイムズ・カークを殺せというカーンの命令に背き、フェイザーで消滅自殺。
声：麦草平

クリスチン・チャペル Christine Chapel [ メイジェル・バレット
メイチェル・バレット (Majel Barrett)]: 地球人女性、宇宙艦隊士官。初代エンタープライズの看護婦。レナード・マッコイの補佐として活躍する。実はスポックを愛している。メイジェル・バレットはTOSパイロット版 "The Cage" のナンバー・ワンや全シリーズの連邦コンピューターの音声、またラクサナ・トロイ役でも有名。
声：公卿敬子 [第1シーズン]；北見順子 [第2・3シーズン]；島木綿子 [第2シーズン、映画TMP]；中澤やよい [TMP補完部]

Christopher Pike [ジェフリー・ハンター (Jeffrey Hunter)]: 地球人男性、宇宙艦隊大佐。初代エンタープライズの船長。カークの前任である。タロス4号星の調査を行った。艦隊大佐に昇進後、事故に遭ってしまう。
声：中田浩二

クリンゴン Klingons: 好戦的な種族。母星クロノス (Qo'noS)。 TOS時代からヴァルカン人と並んで有名。死を恐れず、独自の文化を築いている。大型の湾曲した刃をもつバトラフや、ダクタフ・ナイフ、メクラフといった独特な手もち型武器を使う。主要な臓器を複数個もっている。遮蔽装置を搭載したバード・オブ・プレイ、巡洋戦艦、攻撃巡洋艦などの強力な戦艦を所有している。姓はなく、「(親の名前) の息子／娘の (名前)」と名乗る。実は寒さに弱い。クリンゴン語は体系が確立された言語であり、インターネットでも学べる。

Kruge [ クリストファー・ロイド (Christopher Lloyd)]: クリンゴン人男性。バード・オブ・プレイの司令官。惑星連邦のジェネシス計画に関する情報を手に入れようとしていた。部下にデヴィッド・マーカスを殺させ、そのためジェイムズ・カークと対決し、死亡した。なお、演ずるロイドは、その後「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのエメット・「ドク」・ブラウン役で有名になる。
声：内海賢二

Curzon Dax [フランク・オーウェン・スミス (Frank Owen Smith)]: トリル人男性。共生生物ダックスの 7番目の本体。ベンジャミン・シスコが少尉の頃からの 20年にも及ぶ友達だった。2367年に死亡、共生生物はジャッジア・ダックスに受け継がれる。

クォーク Quark [ アーミン・シマーマン
アーミン・シャイマーマン (Armin Shimerman)]: フェレンギ人男性。ディープ・スペース・ナインのプロムナードでバーを経営する。オドーとは以前から知り合いのようで、皮肉の利いた 2人の会話はDS9の名物。弟はロム。
声：稲葉実 [DS9・VOY]；菅原淳一 [TNG]

グリッソム Grissom: 宇宙艦隊所属のオーベルト級宇宙艦。U.S.S.グリソム、NCC-638。J・T・エステバン艦長。惑星ジェネシスの調査のためにサーヴィックやデヴィッド・マーカスを連れて行った。クルーグ率いるバード・オブ・プレイの攻撃を受け、爆発。

Grilka [マリー・カイ・アダムス (Mary Kay Adams)]: クリンゴン人女性。夫のコザックが死に、自分の家を守るためクワークに (無理矢理) 手伝ってもらうことになる。
声：水原リン

ケイコ・イシカワ・オブライエン Keiko Ishikawa O'Brien [ ロザリンド・チャオ
ロザリンド・チョー (Rosalind Chao)]: 地球人女性。日本、熊本出身。植物学者で、マイルズ・オブライエンの妻。旧姓イシカワ・オブライエン。エンタープライズ-D で結婚式を挙げ (衣装は必見)、モリー・オブライエンを出産し、その後一家でディープ・スペース・ナインに移り住んだ。 > 日本から来たスタートレック
声：深見梨加 [TNG]；吉田美保 [DS9]

ケイスリン・ダール Caithlin Dar [シンシア・グー (Cynthia Gouw)]: ロミュラン女性。ニンバス3号星のパラダイス・シティにおけるロミュランの代表。ジョン・タルボットやコードと共にサイボックの影響を受けた。

ケイゾン人 Kazon: デルタ宇宙域の好戦的な種族。多数の部族 (セクト) に分かれ、権力争いを繰り返している。部族は「ケイゾン・オーグラ」のように呼ばれ、他にニストリム、ホバイ、モストラル、オグラマー、ポマー、レローラなど。部族の長はファースト・マージ。元々はトレイブ人に征服され虐げられていたが、反乱を起こし船を盗んだ。その中でもプレデター級と呼ばれるものは超巨大な戦艦である。水などをレプリケートする技術、転送技術はもっていない。ボーグの分類では生命体329 だが、同化の価値すらなかったらしい。

ケーラー
ケーラ (K'Ehleyr) [ スージー・プラクスン (Suzie Plakson)]: クリンゴン人と地球人のハーフの女性。ウォーフとの間に子供のアレキサンダー・ロジェンコをもうけた。
声：小宮和枝

Kes [ ジェニファー・リーン
ジェニファー・リーアン (Jennifer Lien)]: オカンパ人女性、2370年生まれ。捕まっているところを助けられ、ヴォイジャーに乗ることになる。ニーリックスの恋人。緊急用医療ホログラムの補佐として活躍する。
声：小林優子

Koord [チャールズ・クーパー (Charles Cooper)]: クリンゴン人男性、将軍。ニンバス3号星のパラダイス・シティにおけるクリンゴンの代表。彼の戦略は宇宙艦隊アカデミーでの必修になっている。ジョン・タルボットやケイスリン・ダーと共にサイボックの影響を受けた。
声：小関一

Kor [ ジョン・コリコス (John Colicos)]: クリンゴン人男性。TOSに登場し、その後DS9にカン、コロスと共に登場した。その後ウォーフらと共にカーレスの剣を探しに行く。
声：滝口順平 [TOS]；立木文彦 [DS9]

photon torpedo: その名の通り兵器。物質・反物質の対消滅反応を利用している。フェイザー砲と並んで船の武器として多用されるが、数に限りがある。威力が強いため近距離では使えない。自動追尾システムを使うこともできる。魚雷の容器は宇宙葬にも使われることがある。さらに威力の増した量子魚雷もある。

communicator: クルーが連絡を取るときに用いる小型の機器。TOSでは手のひらに収まるサイズの通信機。TNG以降では胸につけるバッジの形をしていて、転送するときもこれでロックオンする。バッジの形は時期に応じて数種類あり、特に「コムバッジ」とも呼ばれる。

Koloth [ ウィリアム・キャンベル (William Campbell)]: クリンゴン人男性。TOSに登場し、その後DS9にコール、カンと共に登場した。
声：安田隆 [TOS]；藤本譲 [DS9]

ゴーコン Gorkon [デヴィッド・ワーナー (David Warner)]: クリンゴン人男性、クリンゴン最高評議会宰相。クリンゴンの衛星プラクシスが爆発した後、惑星連邦との和平を求めジェイムズ・カークたちとの交渉に臨んだ。だが何者かに暗殺され、遺志と宰相の肩書きは娘のアゼトバーに受け継がれる。なお、演ずるデヴィッド・ワーナーは映画 ST5 でジョン・タルボットも演じた。
声：麦人

さ行

Saavik [カースティ・アリー (Kirstie Alley)[ST2]；ロビン・カーティス (Robin Curtis) [ST3/ST4]]: 映画2,3、および4に少しだけ登場したヴァルカン人女性 (設定上ではロミュランとのハーフとされている)。2ではコバヤシマルテストを受け、3ではジェイムズ・カークの息子であるデヴィッド・マーカスと行動を共にする。
声：駒塚由衣 [映画ST2]；弥永和子 [ST3]；安達忍 [ST4]

Sybok [ローレンス・ラッキンビル (Laurence Luckinbill)]: ヴァルカン人男性、2224年生まれ。スポックの異母兄、つまり父親は同じサレックであるが母親が別人 (ヴァルカン王女でサレックの最初の妻) である。だがヴァルカンの慣習には従わず追放された。ヴァルカンの天国である「シャカリー」と信じる惑星へ行くためにエンタープライズ-A を乗っ取り、銀河系の中心に向かった。だがそこで「神」を語る邪悪な生命体によって殺される。
声：大木民夫

サレク Sarek [マーク・レナード (Mark Lenard)]: ヴァルカン人男性。スポックの父親で、純粋なヴァルカン人。2165年生まれ。スポックとは長い間打ち解けずにいた。TNGには 2回登場し、2回目では永眠した。なお、演じているマーク・レナード氏もお亡くなりになりました。
声：加藤正之 [TOS]；納谷悟朗 [映画ST3]；清川元夢 [ST4]；田原アルノ [ST6]；山野史人 [TNG]

season: アメリカでは基本的に、秋～春の本放送がありその後の夏の間は再放送をするという 1年のサイクルがあり、それをシーズンと呼ぶ。大体25話くらいが 1シーズン分。例えばTNGは第7シーズンまで作られたため、日本での「Xファイル」や「ER」式に言うと「新スタートレック VII」となる。シーズンを境に制作方針や設定が変わったりすることが多い。1シーズン経過すると劇中の設定でも 1年経過したことになる。

セーラ / セラ Sela [デニス・クロスビー (Denise Crosby)]: 地球人の母とロミュラン人の父を持つ。2345年生まれ。ピカードを激しく憎んでいる。
声：沢海陽子

シャトルクラフト shuttlecraft: 小型の宇宙航行船。転送できない惑星に上陸するときなどに使用する。性能の良いものになるとワープ機能を備え、一家に一台欲しいところだ。ディープ・スペース・ナインに備えられているものは、ランナバウトでありシャトルとは異なる。

透明偽装装置 / 偽装装置 / クローキング・デバイス cloaking device: 主にロミュランやクリンゴン人が使用する装置。宇宙船が文字どおり「見えなく」なり、センサーでも探知することができなくなる。使用中は基本的に武器を使うことはできない (一部例外があったが、その後は採用されていない)。また、装置の起動・解除中には全くの無防備になるという欠点がある。惑星連邦ではアルジェロン条約により基本的には使用を禁止されているが、ロミュランとの合意の下でディファイアントには遮蔽装置が装備された。

Original Enterprise: ジェイムズ・カーク船長指揮の宇宙船。U.S.S.エンタープライズ、NCC-1701。コンスティテューション級。ファイブ・イヤー・ミッションと呼ばれる探査飛行を行った。後に改装され、ウィラード・デッカーやスポックが艦長となったが、惑星ジェネシス上空で失われた。 (便宜上「初代」と付けています)

新宇宙大作戦 / 新スター・トレック / スター・トレック '88 新・宇宙大作戦 Star Trek: The Next Generation: 第2シリーズの邦題。略称 TNG。1987～94年、178話、7シーズン。TOSに登場した初代エンタープライズの後継艦、エンタープライズ-D のクルーの物語。基本レギュラーはジャン・リュック・ピカード、ウィリアム・ライカー、ビヴァリー・クラッシャー、ディアナ・トロイ、データ、ジョーディ・ラフォージ、ウォーフの 7人。その他ウェスリー・クラッシャー (第3シーズン途中まで)、ターシャ・ヤー (第1シーズン途中まで)、キャサリン・ポラスキー (第2シーズン)。1994年に映画化、現在まで 3本製作されている。

シンセホル / シンセール synthehol: レプリケーターで生み出される、合成アルコール。飲んでも一時的にしか酔わないため、広く宇宙艦隊で用いられる。フェレンギ人が発明した。モンゴメリー・スコットがエンタープライズ-D でシンセオールのスコッチを飲んだとき、すぐに「何だこの酒は!」と怒ったように、完全に再現するわけではない。

Jake Sisko [シロック・ロフトン (Cirroc Lofton)]: 地球人男性。ベンジャミン・シスコの息子。2355年生まれ。幼いころに母親のジェニファー・シスコを亡くしている。ノーグとは友達。
声：浪川大輔 [第1・2シーズン]；石田彰 [第3シーズン以降]

ジェイムズ・タイベリアス・カーク James Tiberius Kirk [ウィリアム・シャトナー (William Shatner)]: 地球人男性、宇宙艦隊士官。伝説的存在の初代エンタープライズの船長。地球人、2233年3月22日生まれ。何度も船や地球の危機を救ってきた。その魅力にひかれた女性も少なくない。後に提督に昇進するが、再び大佐に降格される。愛称ジム。
声：矢島正明 [TOS/映画TMP～ST3/STG/DS9]；大塚明夫 [ST4、ST6]；筈見純 [ST5]

Jennifer Sisko [フェリシア・M・ベル (Felecia M. Bell)]: 地球人女性、ベンジャミン・シスコの妻。ベンジャミンが宇宙艦隊アカデミーを卒業した直後に出会い、結婚。後に息子のジェイク・シスコをもうける。しかし 2人と共に U.S.S.サラトガに乗艦中、ウルフ359の戦いで帰らぬ人となる。
声：土井美加

ジェフリー管 / ジェフリーズチューブ Jefferies tube: 艦内のそれぞれの部所をつなぐ狭い通路。細かいメンテナンスを行うときなどに入る必要があり、非常事態時にはここを通って脱出する。

Jem'Hadar: ドミニオンに属し、他種族に対する侵略や攻撃を行う。戦うために生まれ、30才まで生きたジェムハダーはいない。ケトラセル・ホワイトと呼ばれる薬がないと死んでしまう。

ジャジア・ダックス / ジャズィア・ダックス Jadzia Dax [テリー・ファレル (Terry Farrell)]: トリル人女性、宇宙艦隊士官。ディープ・スペース・ナインの科学士官。2341年生まれ。以前の本体であるクルゾン・ダックスとベンジャミン・シスコは友人だった。共生生物の年齢は 300歳ほどで、今までの本体 (順にリラ、トビン、エモニー、オードリッド、トライアス、ジョラン、クルゾン、ジャッジア) の記憶を全て引き継いでいる。
声：佐藤しのぶ

Janice Rand [グレース・リー・ホイットニー (Grace Lee Whitney)]: 地球人女性、宇宙艦隊士官。初代エンタープライズの秘書。記録などを担当する。この役職はTNG以降では登場しない。吹き替え版ではジェニー。後に映画やVOYにも登場。
声：此島愛子 [TOS]；鈴木紀子 [VOY]

ジャン＝ルーク・ピカード Jean-Luc Picard [ パトリック・スチュワート
パトリック・スチュウォート (Patrick Stewart)]: 地球人男性、宇宙艦隊大佐。エンタープライズ-D・エンタープライズ-Eを指揮する艦長。2305年、フランス、ラベール生まれ。生まれ。頭は禿げているがその外交的手腕には優れたものがある。以前はU.S.S.スターゲイザーの艦長で、その艦を失った。ボーグの奇襲により、同化されてしまったこともある。ビヴァリー・クラッシャーとは長い付き合いである。探偵小説の主人公、ディクソン・ヒルになってホロデッキを楽しむのが趣味。
声：吉水慶 [TNG#1,2 以外の、#52 まで]；麦人 [TNG#1,2 と、#53 以降]

ジュリアン・サボタイ・ベシア
ジュリアン・バシール Julian Subatoi Bashir [ アレクサンダー・シディグ (Alexander Siddig)
(シディグ・エル・ファディル (Siddig El Fadil)) ]: 地球人男性、宇宙艦隊士官。ディープ・スペース・ナインの医療主任。2341年生まれ。若いが、医療学校では 2位という成績を上げたほどの腕を持つ。子供の頃、初めて手術したのはテディベアだった。ジャッジア・ダックスを気にかけている。エリム・ガラックと一緒に昼食をとるのが日課。マイルズ・オブライエンとも仲がよく、ホロスイートのプログラムを一緒に楽しんだりしている。
声：藤原啓治 [DS9]；家中宏 [TNG]

ジョーディー・ラ＝フォージ Geordi La Forge [レヴァー・バートン (LeVar Burton)]: 地球人男性、宇宙艦隊士官。エンタープライズ-D・エンタープライズ-Eの機関主任。2335年生まれ。生まれつき目が見えないため、ヴァイザーと呼ばれる機具を付け、特殊な見えかたを可能にする。データの一番の友人。エンタープライズの前は U.S.S.ヴィクトリーに乗艦していた。父親のエドワード、母親のシルヴァも共に宇宙艦隊士官である。映画「ファースト・コンタクト」ではヴァイザーを外しているが、その代わりに高度なメカニカルな(?)目になっている。演じているレヴァー・バートンは、「ルーツ」で主演している。
声：星野充昭

セント・ジョン・タルボット St. John Talbot [デヴィッド・ワーナー (David Warner)]: 地球人男性。ニンバス3号星のパラダイス・シティにおける惑星連邦の代表。コードやケイスリン・ダーと共にサイボックの影響を受けた。なお演ずるデヴィッド・ワーナーは、映画 ST6 でもゴルコン宰相を演じた。
声：吉水慶

John Harriman [アラン・ラック (Alan Ruck)]: 地球人男性、宇宙艦隊大佐。エンタープライズ-B の若き艦長。テスト航海でいきなり謎のエネルギーリボンに遭遇した。

Gillian Taylor [キャサリン・ヒックス (Catherine Hicks)]: 地球人女性。海洋生物学者であり、サンフランシスコにあるクジラ研究所の副所長。テイラー博士は飼育していたザトウクジラのジョージ＆グレイシーと共に、20世紀から 23世紀へやって来た。
声：安達忍

スター・トレック / 宇宙大作戦 / 宇宙パトロール Star Trek: 言わずと知れた SFドラマの名作。1966年開始。1979年初の映画化。「スタートレック」という場合にはシリーズ全体を指す場合が多いが、初代スタートレック (TOS) だけを指す場合もある。TOSは「宇宙大作戦」という邦題だが、初回放送時には第2・3シーズンは「宇宙パトロール」で 30分に分割されていた。「・」は通常つけないが、映画の邦題には必ずついており、ビデオ化の場合もついていることがある。例えば映画第1作の邦題も「スター・トレック」のみである。→宇宙大作戦、新スタートレック、スタートレック：ディープ・スペース・ナイン、スタートレック：ヴォイジャー

新スタートレック：ディープスペースナイン Star Trek: Deep Space Nine: 第3シリーズ。略称 DS9。1993～99年、176話、7シーズン。辺境の宇宙ステーション、ディープ・スペース・ナインにまつわる物語。レギュラーはベンジャミン・シスコ、キラ・ネリス、ジャッジア・ダックス、ジュリアン・ベシア、オドー、マイルズ・オブライエン、ジェイク・シスコ、クワーク、ウォーフ (第4シーズン以降)、エズリー・ダックス (第7シーズン)。

Star Trek: Voyager: 第4シリーズ、現在も放送中。略称 VOY。1995～2001年、7シーズン。7万光年の彼方に飛ばされた宇宙艦ヴォイジャーのクルーの物語。レギュラーはキャスリン・ジェインウェイ、チャコティ、トゥヴォック、トム・パリス、ベラナ・トレス、ハリー・キム、緊急用医療ホログラム、ニーリックス、ケス (第3シーズンまで)、セブン・オブ・ナイン (第4シーズン以降)。

宇宙ドック Spacedock: 地球の軌道上に浮かぶ、巨大な基地。宇宙艦の補修を行う。

Spock [レナード・ニモイ (Leonard Nimoy)]: ヴァルカン人と地球人のハーフ。男性。宇宙艦隊士官。初代エンタープライズのクルーで、艦長を務めたこともある。2230年生まれ。論理的思考を好む。「ヴァルカンつかみ」と呼ばれる技を持っており、人間の首の部分をつかむだけで気絶させられる。長命のためTNGの時代でも存命であり、ヴァルカン大使として登場した。
声：久松保夫 [TOS]；嵯川哲朗 [映画TMP～ST3]；大木民夫 [ST4]；仁内建之 [ST5]；吉水慶 [ST6]；矢田耕司 [TNG]；菅生隆之 [DS9/TOS完全版ビデオ補完部]

Spot: データが飼っている猫。データ以外にはなかなかなつかない。メスで、TNG最終話近くで赤ちゃんを産む (実は昔はオスだったのは謎)。

ユニフォーム uniform: 宇宙艦隊の士官は、通常は制服を着用する。色によって所属している部門がわかるようになっている。現時点まで何度か大きな変更がなされているが、細かい仕様の違いはさらに多い。
TOS型
黄…指揮部門、赤…機関・保安部門、青…科学部門
TMP型
白を基調とした色
ST2型
赤を基調とした色
長い間使われた
TNG型
赤…指揮部門、黄…機関・保安部門、青…科学部門
DS9型
TNG型に似ているが、部門を示す色は肩の位置にある
映画ジェネレーションズ (旧制服と併用)・VOYでも使用
ファースト・コンタクト型
黒を基調とした色、部門は首元で見分ける
DS9の第5シーズン半ばから

Seven of Nine [ジェリ・リン・ライアン (Jeri Lynn Ryan)]: 女性。ヴォイジャー第4シーズンからの新レギュラーメンバー (第3シーズン最終話には登場していないので注意)。元は地球人だが、ボーグに同化されてしまった。地球人としての名前はアニカ・ハンセンで、ティンダラ・コロニーで生まれた。現在はボーグの部分はほとんど取り除かれている。通称セブン。

Zek [ウォーレス・ショウン (Wallace Shawn)]: フェレンギ人男性。フェレンギのグランド・ネーガス (Grand Nagus) と呼ばれる経済的指導者。やはり商売第一主義であり、相当な年である。フーパイリア人のメイハードゥーという従者を連れている。
声：田の中勇

ゼフラム・コックレイン Zefram Cochrane [グレン・コルベット (Glenn Corbett)、ジェイムズ・クロムウェル (James Cromwell)]: 地球人男性。ワープドライブを発明した博士。2030年生まれ。この人なくては連邦も存在しえなかった。後の時代の人にとっては伝説的存在である。ワープに関係する亜空間歪曲度を示す単位として「コクレイン」があり、1コクレインでワープ1 を生み出す力となる。
声：中田浩二 [TOS]；坂口芳貞 [映画FC]

ファンダース / ファウンダー / 創立種族 Founders: ドミニオンを統治する種族。部下の種族には完全な忠誠を誓わせている。「偉大なるつながり」により思考や感情を共有している。仲間を傷つけたり殺すことは、固く禁じられている。

た行

ナターシャ・ヤー Tasha [Natasha] Yar [デニス・クロスビー (Denise Crosby)]: 地球人女性、宇宙艦隊大尉。エンタープライズ-D の保安主任。2337年生まれ。任務中に殉死してしまった。その後、保安主任はウォーフが務めることになる。
声：沢海陽子

turbolift: 艦内を移動するときに用いる高速エレベーター。上下だけではなく、左右にも移動する。音声で行き先を指定し、TOS 時代ではハンドルを持って操作する。

プローブ The Probe: 2286年に地球に飛来した、謎の異星探査機。ザトウクジラとのコンタクトを行いにやって来たことは確かであるが、それ以外の目的などについては全く不明。その強大なエネルギーで一時は地球全体を大混乱に陥れたが、クジラと接触した後去って行った。

チィコティ / チェコタイ / チェコテイ Chakotay [ロバート・ベルトラン (Robert Beltran)]: 地球人男性。ヴォイジャーのレギュラーメンバー。地球以外の植民地惑星に移住した、ネイティブ・アメリカンの子孫の一人である。顔に入れ墨をしている。艦隊士官だったがマキのメンバーになり、その後ヴォイジャーの副長になった。スピリットガイドと呼ばれる動物 (彼自身のはシンリンオオカミとされる) とコンタクトする、「ヴィジョンクエスト」という独特な儀式を行う。
声：石塚運昇

Chang [クリストファー・プラマー (Christopher Plummer)]: クリンゴン人男性、将軍。クリンゴンの衛星プラクシスが爆発した後、ゴルコン宰相らと共に首席補佐官としてジェイムズ・カーク艦長たちとの交渉に臨んだ。シェークスピアに精通している。エンタープライズ-A との戦いで死亡。
声：筈見純

移送 transport: 惑星連邦、異星人を問わず頻繁に使われる移動方法。転送機を介して行われる。一旦原子まで分解した後、移動先で再構成する。通常の転送ではパワーが弱くてできない場合も、パターン強化装置 (pattern enhancer) を併用すると可能になることがある。船がシールドを使用している間は転送できない。原語では beam ("beam one up" で「(船に) 転送収容」、down で降下、など)、energize (最後の実行命令。これで転送される) という単語も使われる。

デイタ Data [ブレント・スパイナー (Brent Spiner)]: アンドロイド、宇宙艦隊少佐。エンタープライズ-D・エンタープライズ-Eのオペレーション担当、第2副長。サイバネティクスの権威、ヌニエン・スン博士によって作られた。いつも人間に近づくために努力している。力はウォーフ以上に強い。スポットという猫を飼っている。性格が対照的な兄、ローアがいる。
声：大塚芳忠

Deep Space Nine: カーデシア人が建造し、撤退後ベイジョー所有になった、巨大宇宙ステーション。3番目のシリーズ、スタートレック：ディープ・スペース・ナインの舞台となる。全直径 1451.82メートル、パイロンの高さ 969.26メートル。ベイジョー臨時政府の要請で宇宙艦隊の士官をおくことになった。カーデシア人が所有していた頃はテロックノールと呼ばれ、鉱石ウリディウムの精製を行う強制労働所だった。近くにワームホールが発見され、外交・戦略的に重要な位置を占めることになる。「ディープ・スペース」の名が付く基地はほかにもある。

Deanna Troi [マリーナ・サーティス (Marina Sirtis)]: 地球人の父、ベタゾイドの母をもつ女性。エンタープライズ-D・エンタープライズ-Eのカウンセラー。2336年生まれ。人の感情を感じることができる。母はラクサナ・トロイ。ウィリアム・ライカーと付き合っていた。
声：高島雅羅

disruptor: 主にクリンゴン人などの異星人が使う武器。フェイザーと同じように火力を強くすると跡形も残らず消滅する。

デファイアント Defiant: 宇宙艦隊所属の宇宙艦。U.S.S.ディファイアント、NX-74205。ボーグ対抗のために開発された試作艦で、公式には護衛艦だが惑星連邦初の戦艦である。ロミュラン帝国から貸与された遮蔽装置を搭載しており、ドミニオンに対抗するためディープ・スペース・ナインに配備されることになる。なお同名の船がTOSにも登場している (コンスティテューション級、NCC-1764)。

deck: 船において階数を表す。初代エンタープライズは全23デッキ、エンタープライズ-Dは42デッキ。ディープ・スペース・ナインでは「レベル」が用いられている。

デイヴィッド・マーカス David Marcus [メリット・バトリック (Merritt Butrick)]: 地球人男性。ジェイムズ・カークとキャロル・マーカスの間に生まれた子。2261年生まれ。キャロルと同じく博士であり、ジェネシス装置の開発に携わった。
声：堀秀行 [映画ST2]；山寺宏一 [ST3]；坂東尚樹 [ST2補完部]

デモラ・スールー Demora Sulu [ジャクリーン・キム (Jacqui Kim)]: 地球人女性、宇宙艦隊少尉。映画「ジェネレーションズ」に登場した、エンタープライズ-B の操舵士。2271年生まれ。ヒカル・スールーの娘で、父親と同じ操舵士になった。

Dukat [マーク・アレイモ (Marc Alaimo)]: カーデシア人男性、階級ガル。前ディープ・スペース・ナイン (当時はテロックノール) の指揮官であり、ベイジョー占領軍のリーダー。撤退した後も未練があるようで、何度も登場する。ちなみに「ガル (gul)」というのは階級を表しており、宇宙艦隊の大佐に相当。エリム・ガラックとは犬猿の仲で、何かと対立する。
声：幹本雄之

トーラ・ジアル Tora Ziyal [サイア・バッテン (Cyia Batten)、トレイシー・ミッデンドーフ (Tracy Middendorf)、メラニー・スミス (Melanie Smith)]: ベイジョーの占領時代に、あるカーデシア将校とベイジョー人女性 (トーラ・ネプレム) の間に生まれた娘。一見カーデシア人のようだが、鼻にベイジョー人特有のしわがある。名前はベイジョー式でジヤルが名。俳優がなんと 2回も変わる。
声：高田由美

トゥヴォク / ツヴォック Tuvok [ ティム・ラス
ティム・ロス (Tim Russ)]: ヴァルカン人男性、宇宙艦隊士官。ヴォイジャーの保安主任、2264年生まれ。スパイとしてマキに潜入していた。ケスの能力開発を手伝うことになる。
声：青山穣

トーマス・ユージン・パリス Thomas Eugene Paris [ロバート・ダンカン・マクニール (Robert Duncan McNeill)]: 地球人男性。ヴォイジャーの操舵士になる。宇宙艦隊士官からマキ、そして強制労働所からヴォイジャーへと複雑な経歴を持つ。父親のオーエン・パリス提督はキャスリン・ジェインウェイの元上官。20世紀の文化に関心があり、クラシックカーに詳しい。
声：森川智之

トマロク Tomalak [アンドレアス・カスラス (Andreas Katsulas)]: ロミュラン男性。何度もエンタープライズ-D の前に現れる。TNG最終話にも登場。
声：加藤精三

牽引光線 tractor beam: 相手の船や物体を引きつけるときに使うビーム。重力子 (グラヴィトン) を利用する。逆の効果を持つ、プレッサービームもある。

トリエン・ソーラン Tolian Soran [マルコム・マクダウェル (Malcolm McDowell)]: エル・オーリア人男性。永遠の楽園と呼ばれる「ネクサス」に戻るために、クリンゴン人のデュラス姉妹と手を組む。
声：牛山茂

トリコーダー
トライコーダー (tricorder): 宇宙艦隊士官が使用する、様々な情報を得ることができる機器。トリ＝3とは、感知 (センサー)、計算 (コンピューター)、記録 (レコーダー) を意味する。物質の分子構成、生命反応など、あまりに多様な情報がわかるので一体どんな画面なんだろうと思ってしまう。23世紀には肩掛け型、24世紀には小型化し手の平サイズになった。医療用トリコーダーもある。

tribble: 小さく、毛がふわふわした動物。餌さえあれば驚異的なスピードで繁殖する。かわいい声で鳴き、人々の心を和ませる。しかしクリンゴン人とは相性が悪いのか、お互いに(?)嫌っている。

トリル / トリル族 Trill: ジャッジア・ダックスの種族。惑星連邦の一員。体の中の虫 (失礼) のような共生生物と共生していて、外見とは別の生命である。すべてのトリル人が合体しているわけではなく、合体できることはとても名誉なことである。外見では、頭から足まで左右に伸びる斑点が特徴。なお翻訳では「トリル族」とされていることもあるが、これは語尾が -n (ヴァルカンなど) ではない異星人 (ヴォルタなど) をなぜか「～族」と訳したがるだけで、本当は「～人」と訳される他の種族との区別は全くない。

: ヴォイジャーの緊急用医療ホログラムの通称。名前をつけていないので、こう呼ばれる (こう呼ぶしかない)。クレジットなどでは「ザ・ドクター」。→緊急用医療ホログラム

Dominion: ガンマ宇宙域に存在する強大な勢力。ワームホールの発見によりディープ・スペース・ナインのみならず、アルファ宇宙域全体にとっても脅威となる。創設者、ジェムハダー、ヴォルタ人といった種族をまとめてこう呼ぶ。

な行

Number One [メイジェル・バレット (Majel Barrett)]: 地球人女性、宇宙艦隊大尉。クリストファー・パイク指揮下の初代エンタープライズ副長。本名は不明 (もしくはこれが本名？)。演ずるメイジェル・バレット (当時は本名の M・リー・ハデック) は後のクリスティン・チャペルやラクサナ・トロイ役などで有名。

ニーリクス Neelix [イーサン・フィリップス (Ethan Phillips)]: タラクシア人男性。タラクシア人の母星であるタラックスの衛星、ライナックス出身。エネルギー節約でレプリケーターの使用を制限したため、コックとしてヴォイジャーに乗ることになる。デルタ宇宙域について詳しく、クルーにとってガイド的存在。楽しい性格。ハーコニア人との戦争でメトリオン・カスケードを使用され、姉のアリクシアをはじめとする家族を失ったという過去をもつ。
声：長島雄一

ヌーニエン・スン Noonien Soong [ブレント・スパイナー (Brent Spiner)]: 地球人男性。データを作った天才科学者。ポジトロニックブレイン (陽電子頭脳) を開発し、データ、およびローアを作った。ローアにより殺された。データたちと顔が同じなのは自分の顔にしたからである。吹き替えでは別の声優が演じているが、原語では全てスパイナー本人。
声：鈴木泰明 [TNG#77]；千田光男 [TNG#144, #162]

Nog [エイロン・アイゼンバーグ (Aron Eisenberg)]: フェレンギ人男性。ロムの息子、つまりクワークから見れば甥にあたる。初めはコソ泥をしていたりしていたが、ジェイク・シスコと友達になり正しい道(？)を進むことになる。声優がこれまでのところ 4人いる。
声：坂口賢一 [DS9#1 のみ]；岩永哲哉 [DS9#2 のみ]；山口勝平 [第1～4シーズン]；落合弘治 [第5シーズン]

は行

オーブ / 宝珠 Orb: 別名、預言者の涙。1万年以上前からベイジョーに伝わる宝物で、全部で 9つある。預言の発光体 (別名預言と変化、または変化の発光体)、時間の発光体、叡智の発光体、選ばれし者の発光体など。

Harry Kim [ギャレット・ウォン (Garret Wang)]: 地球人男性、宇宙艦隊少尉。ヴォイジャーのオペレーション担当。アジア系、2349年生まれ。宇宙艦隊アカデミーを出たての少尉で、ヴォイジャーに乗船することになる。トム・パリスと友達。
声：真殿光昭

バードオブプレイ / 猛鳥号 Bird of Prey: クリンゴン・バード・オブ・プレイ。クリンゴン帝国が使用する鳥の羽根が描かれた船で、遮蔽装置を備えている。ワープ飛行能力、着陸能力も備えている。小型のブレル級 (B'rel-class) と大型のケーヴォート級 (K'Vort-class) がある。なお、バード・オブ・プレイには 23世紀に見られたロミュラン帝国のものも存在する。

VISOR: ジョーディ・ラフォージが装着している、視覚補助機器。Visual Instrument and Sensory Organ Replacement の略。脳神経に直接映像を送りこむが、通常の人間のように見えるわけではない。これでしか感じることのできない物質や光も多く存在する。

Vash [ジェニファー・ヘトリック (Jennifer Hetrick)]: 地球人女性。考古学者。惑星ライサで休暇中のジャン・リュック・ピカードと出会う。宝物を集め、売るのを目的としているトレジャーハンターでもある。その後DS9にも登場。
声：小山茉美 [TNG]；塩田朋子 [DS9]

バトレス / バトラ bat'telh: クリンゴン人の武器。婉曲した刃をもち、全身を使って攻撃する。最初に使ったのは初代皇帝のカーレス。

バレイル / バラエル Bareil [フィリップ・アングリム (Philip Anglim)]: ベイジョー人男性。ベイジョーの司教で、カイの下のヴェデク (vedek) と呼ばれる階級に属する。キラ・ネリスの心の支えとなり、そして恋人になった。
声：速水奨 [第1シーズン]；安井邦彦 [第2シーズン以降]

ヴァルカン

→ヴァルカン人

ヴァルカン Vulcan: 論理的な種族で惑星連邦の重要な位置を占める。全てにおいて論理で行動する。耳が尖っているのと釣り上がった眉が大きな特徴。瞬膜と呼ばれる特殊な目の構造を持っている。か弱そうに見えるが独自の格闘術を体得しており、特にヴァルカン首つかみ (ヴァルカン神経つかみ) と呼ばれるものは首をつかむだけで相手を倒してしまう。惑星ヴァルカンは暑い星で、植物はほとんどない。

ヴォラレス Valeris [キム・キャトラル (Kim Cattrall)]: ヴァルカン人女性、宇宙艦隊大尉。スポックの弟子であり、宇宙艦隊アカデミーを首席で卒業した初めてのヴァルカン人。エンタープライズ-A の操舵士を務めた。
声：勝生真沙子

パヴェル・アンドレイヴィッチ・チェコフ / パヴェル・チェホフ Pavel Andreievich Chekov [ ウォルター・ケーニッグ
ウォルター・コーニッグ (Walter Koenig)]: 地球人男性、宇宙艦隊士官。初代エンタープライズのナビゲーター (航海士、航宙士)。ロシア出身、2245年生まれ。TOSのクルーの中では一番の若手である。改装エンタープライズ以降では保安主任となり、また U.S.S.リライアント (Reliant) では副長兼科学士官を務めた。
声：井上弦太郎 [TOS]；古川登志夫 [映画TMP]；曽我部和恭 [ST2/ST3]；金尾哲夫 [ST4]；西村知道 [ST5]；辻親八 [ST6/STG]；遊佐浩二 [DS9]

ヒカル・ズールー Hikaru Sulu [ジョージ・タケイ (George Takei)]: 地球人男性、宇宙艦隊士官。初代エンタープライズ操舵士。アジア出身、2237年生まれ。吹き替え版では「加藤」。後のエクセルシオ艦長。> 日本から来たスタートレック
声：富山敬 [第1シーズン/映画TMP～ST3]；田中亮一 [第2・3シーズン]；宮本充 [ST4]；牛山茂 [ST5]；田原アルノ [ST6]；納谷六朗 [TOS代役/TOS完全版ビデオ補完/VOY]；坂東尚樹 [TMP～ST3補完部/TOS完全版ビデオ補完部]

Hugh [ ジョナサン・デル・アルコ
ジョナサン・デル・アーコ (Jonathan Del Arco)]: ボーグ。不時着したボーグ・シップの生き残りで、エンタープライズ-D に回収された。サード・オブ・ファイブ (Third of Five) が正式名。クルーとのつながりの中でボーグとしては初めて自我をもつようになる。吹き替えでは「ブルー」。
声：壇臣幸

ヒロージェン人 Hirogen: デルタ宇宙域の種族。巨大な姿のヒューマノイドで、他の種族を「狩る」ことを目的としている。獲物の骨や武器は戦利品として名誉とされ、さらに獲物を食料にもしている。ヘルメットを含めた全身のスーツは、低重力下などの特殊な環境にも耐えられ、狩りの前などにはヘルメットに染料を塗る習慣がある。狩猟艦の艦長 (リーダー) はアルファ・ヒロージェン、副長はベータ・ヒロージェンとされる。

ヴィージャー V'Ger: ヴォイジャー6号が元になって生まれた機械生命。銀河系外の機械惑星に住む種族により命を与えられ、創造主を探すために地球までやって来た。ウィラード・デッカーおよびアイリーアと一体化した後に去っていった。

ベヴァリー・クラッシャー Beverly Crusher [ ゲイツ・マクファデン
ゲイツ・マクファーデン (Gates McFadden)]: 地球人女性、宇宙艦隊中佐。エンタープライズ-D・エンタープライズ-Eの医療主任。2324年生まれ。中佐であるため、指揮を執ることもある。息子のウェスリー・クラッシャーは共に乗船した後、宇宙艦隊アカデミーに通う。夫のジャック・クラッシャーはジャン・リュック・ピカードの下で任務遂行中に死亡。
声：一城みゆ希

phaser: 宇宙艦隊の武器の一つ。PHASed Energy Rectification の略。物体の位相を変えることにより効果を出す。宇宙船に装備しているフェイザー砲、個人が使用するハンドフェイザー (タイプ1)、ピストルフェイザー (タイプ2)、フェイザーライフル (タイプ3) がある。出力レベルは麻痺、殺傷、蒸発など、さまざまに変えることができる。

フェレンギ Ferengi: TNGで初登場した異星人。国家名フェレンギ連盟 (Ferengi Alliance)、母星フェレンギナー (Ferenginar)。耳が異様に大きく、金に異常な執着心をもっている。金儲けの秘訣と呼ばれる独自の法をもっている。徹底的な男尊女卑の社会で、女性は服を着たり商売をすることを禁じられている。また、女性の方が耳たぶが小さい。通貨はラチナム。管理機関としてフェレンギ会計監査局 (Ferengi Commerce Authority、略して FCA) がある。

Promenade: ディープ・スペース・ナインの中心部にある、交易の中心地。クワークの店、エリム・ガラックの仕立て屋、レプリマット、クリンゴン・レストランのほか、ベイジョー寺院、保安室、診療室もある。

Bajor: →ベイジョー人

ベイジョア人 Bajorans: カーデシア人に故郷を占領された種族。宗教心が強い。キラ・ネリス、ロー・ラレンなどがこの種族である。男女問わずイヤリングをつけている。日本人と同じく姓、名の順で名前を呼ぶ。鼻のしわが特徴。女性は妊娠すると、くしゃみがよく出るようになる (地球人でいえば「つわり」)。

ベータゼッド人 Betazoids: 惑星ベータゼッドを故郷とする、テレパシー能力に長けた種族。惑星連邦の一員。外見は地球人と変わらない。

ベトーア / ベトゥーア / ブエトー B'Etor [ グウィニス・ウォルシュ
グイニス・ウォルシュ
ギネス・ウォルシュ
グィニス・ウォルシュ (Gwynyth Walsh) ]: クリンゴン人女性。デュラス姉妹の妹。姉のルーサと共に帝国の転覆を画策した。後にディープ・スペース・ナインにも現れた。
声：藤木聖子

ベラナ・トーレス B'Elanna Torres [ ロクサン・ドースン
ロクサン・ビッグズ・ドーソン (Roxann Dawson)
(Roxann Biggs-Dawson) ]: 父親が地球人、母親がクリンゴン人である女性。宇宙艦隊アカデミーを中退後、マキのメンバーになった。その後ヴォイジャーの機関主任になる。その生まれから、激しい性格は抑えられない。
声：五十嵐麗

ベンジャミン・ラファエット・シスコ Benjamin Lafayette Sisko [エイヴリー・ブルックス (Avery Brooks)]: 地球人男性、宇宙艦隊士官。ディープ・スペース・ナイン司令官、2332年生まれ。以前に妻のジェニファー・シスコを失い、息子のジェイク・シスコと暮らしている。野球が好き。ベイジョー問題、マキ、ドミニオンと、いつも奔走している。宇宙艦隊アカデミーではレスリング部の主将だった。愛称ベン。
声：玄田哲章

Holodeck: 現代人の夢。注文に応じた場面をホログラムで作り出すことができる、究極のヴァーチャルリアリティ機構。映像とはいえ、重力子により触感なども全てが再現される。ただし所詮映像なのでホロデッキの中でしか存在できない。ディープ・スペース・ナインにはこれを主に娯楽目的で使うクワーク経営の有料施設、ホロスイート (Holosuite) がある。

Borg: デルタ宇宙域を起源とする、全ての文明の同化を企むサイボーグ型種族。惑星連邦、そして全生命体にとっての脅威である。集合体のため、個人という概念がない。同化は相手の体に同化チューブを突き刺し、そこからナノプローブ (超小型の自己増殖型機械) を注入することによって行われる。適応能力があるため、フェイザーなどのエネルギー兵器で数度攻撃すると、その後は効果がなくなる。効率を重視するために相手を脅威とみなさない場合は無視するし、価値がない場合は同化もしない。立方体の形をした巨大な船、ボーグ・キューブを主に利用し、小型で球体のボーグ・スフィアなども存在する。

ボーグ・クィーン Borg Queen [アリス・クリーガ (Alice Krige)]: ボーグにはいないとされていた集合体の中心的存在。その名の通り女性。
声：野沢由香里

ヴォエジャー Voyager: 宇宙艦隊所属の宇宙艦。U.S.S.ヴォイジャー、イントレピッド級、NCC-74656。ギャラクシー級に比べ小型ながらも数々の最新技術 (生体ジェルパックを使用したバイオ神経回路、緊急用医療ホログラムなど) を導入しており、最大速度もワープ 9.975を実現している。惑星表面に着陸することもできる。

ヴォルト族 / ヴォート Vorta: ドミニオンに属する種族。ジェムハダーの統制や他文明との外交などを受け持つ。耳に特徴がある。

ま行

Mark Johnson [スタン・アイヴァー (Stan Ivar)]: 地球人男性。キャスリン・ジェインウェイの恋人で、彼女の愛犬モリーを預かった。
声：有本欽隆

マイケル・エディントン Michael Eddington [ケネス・マーシャル (Kenneth Marshall)]: 地球人男性、宇宙艦隊少佐。2371年 (＝第3シーズン) から配属される、ディープ・スペース・ナインの保安部員。上官の命令には必ず従うタイプ。後に驚くべき正体が明らかになる。
声：小室正幸

マイルズ・エドワード・オブライエン Miles Edward O'Brien [ コルム・ミーニー
コルン・ミーニィ (Colm Meaney)]: 地球人男性。アイルランド生まれ。エンタープライズ-D で主に転送主任を務めた後、ディープ・スペース・ナインに転属となる。宇宙艦隊アカデミーは卒業していない叩き上げだが、機械に関しては右に出るものがいない。妻ケイコ・オブライエンと娘モリー・オブライエンがいる。さらに息子のキラヨシ・オブライエンが産まれる。
声：辻親八

マキー / マーキー Maquis: 元々は惑星連邦の植民地に入植していた市民であるが、連邦とカーデシア間に結ばれた条約でそこを追われる羽目になりゲリラとなったテロリスト集団。その目的からベイジョー人の賛同者も多い。バッドランドと呼ばれるプラズマで荒れた星域に潜み、カーデシアに対し攻撃を仕掛けている。連邦市民や艦隊士官にも協力者は多い。マキで活動・協力することは連邦の法律に違反する。

Morn [ マーク・アラン・シェファード
マーク・アラン・シェハード (Mark Allen Shepherd)]: クワークの店にいつもいる、謎の異星人。男性。しゃべっている姿は (視聴者は) 見たことがないが、実は相当のおしゃべり。17人兄弟。

モットー Mot [ケン・ソーリー (Ken Thorley)、シェリー・デサイ (Shelly Desai)] - Less...: ボリア人男性。エンタープライズ-D の理髪師。その例に漏れず、口数が多い。→謎の異星人の秘密
声：辻親八 [TNG#85]；岸野一彦 [TNG#103]；峰恵研 [TNG#131]

mobile emitter: 別名、自発的ホロ・エミッター (autonomous holo-emitter)。モバイルホロエミッターとも呼ばれる。通常ホロデッキなどのホロエミッターが設置されている場所でしか投影できないホログラムのキャラクターを、どこでも存在できるように超小型化されたホロエミッター。キャラクター自体に装着して使用する。29世紀の惑星連邦の技術を手に入れたヘンリー・スターリングにより作られた。このモバイルエミッターにダウンロードすることにより、プログラムを持ち運ぶこともできる。「ホロエミッター」だけでは、ホロデッキなどに装備されているものの総称となるので注意。

Molly O'Brien [ハナ・ハタエ (Hana Hatae)]: 地球人女性。マイルズ・オブライエンとケイコ・オブライエンの間に産まれた娘。2368年生まれ。エンタープライズ-D が混乱の中ケイコが出産した。もちろん後にはディープ・スペース・ナインに住む。
声：一城みゆ希 [TNG]；棚田恵美子 [DS9]

Montgomery Scott [ ジェイムズ・ドゥーアン
ジェームズ・ドゥーハン (James Doohan)]: 地球人男性、宇宙艦隊士官。初代エンタープライズの機関主任。スコットランド、2222年生まれ。吹き替えでは「チャーリー」。憎めない性格で、訛りが激しい。75年のときを超えて、エンタープライズ-D のクルーに出会う。愛称スコッティ。
声：小林修 [第1シーズン/映画TMP～ST3/DS9]；内海賢二 [第2・3シーズン]；神山卓三 [ST4]；島香裕 [ST5]；藤本譲 [ST6/STG]；寺島幹夫 [TNG]

や行

Prophets: 別名、ワームホールの異星人。ベイジョー人が神として崇める存在であり、ベイジョー・ワームホールの中に住んでいる。時間を超越しているため、その概念がわからなかった。本来の姿は不明で、相手の記憶にある人物を使ってコミュニケーションをとっている。

ら行

ライザ Risa: 惑星連邦領域にあり、上陸休暇でよく使われる惑星。気象コントロールシステムにより、常に穏やかな気候が保たれている。そこでホルガン (Horga'hn) と呼ばれる木の人形を持っていれば、ジャマハロン (jamaharon) が欲しいということになる。

ロクサーナ・トロイ Lwaxana Troi [ メイジェル・バレット
メイチェル・バレット (Majel Barrett)]: ベタゾイド女性。ディアナ・トロイの母。ベタゾイド第5王家の娘、リイックス聖杯の所有者、そしてベタゾイドの聖なるリングの継承者。純粋なベタゾイドであるため、ディアナよりも強く感情を読み取ることができる。ジャン・リュック・ピカードはラクサナが苦手。
声：谷育子 [TNG#11のみ]；此島愛子 [TNG/DS9第1シーズン]；翠準子 [DS9第3シーズン以降]

latinum: 惑星連邦以外の種族、主にフェレンギ人が使用する貨幣。延べ棒 (bar)、板 (strip)、コイン (slip) の 3種類があり、延べ棒 1本＝板 20枚＝コイン 2000枚に相当する。ディープ・スペース・ナインの宇宙艦隊士官がラチナムを普通に使用しているのは、恐らく日常生活用 (ギャンブル、食事など) だけに所持しているためだと思われる。

runabout: ディープ・スペース・ナインに配備された、新型の小型宇宙船。全長 23.1メートル。通常吹き替えでは「シャトル」とされているが、それよりも大きく、多用途である (U.S.S.の船名や NCC の番号ももっている)。ワープドライブ、レプリケーター、転送機、後部に居住空間を装備。総称してダニューブ (ドナウ) 級と呼ばれ、船名は全て地球の河川からとられている。

Leeta [チェイス・マスタースン (Chase Masterson)]: ベイジョー人女性。クワークのバーで働くダボガール。はじめはジュリアン・ベシアとつきあう。
声：榎本智恵子

Reliant: 宇宙艦隊所属のミランダ級宇宙艦。U.S.S.リライアント、NCC-1864。クラーク・テレル艦長、パヴェル・チェコフ副長。ジェネシス計画の一環として調査のためにセティ・アルファ5号星へ向かい、そこでカーン・ヌニエン・シンに乗っ取られる。カーン指揮下のリライアントは初代エンタープライズと戦ったが (もちろん) 敗れ、ジェネシス装置の発動と共に爆発した。

Lily Sloane [アルフレ・ウッダード (Alfre Woodard)]: 地球人女性。映画「ファースト・コンタクト」に登場、ゼフラム・コクレイン博士とともに「フェニックス」の開発に携わっていた。
声：安達忍

Lursa [バーバラ・マーチ (Barbara March)]: クリンゴン人女性。デュラス姉妹の姉。妹のベトールと共にクリンゴン帝国の転覆を図った。
声：磯辺万沙子

ルネ・ピカード Rene Picard [ デヴィッド・トリスティン・バーキン (David Tristen Birkin)(TNG)、クリストファー・ジェイムズ・ミラー (Christopher James Miller)(STG) ]: 地球人男性。ジャン・リュック・ピカードの兄、ロベール・ピカードの息子。つまりジャン・リュックの甥にあたる。宇宙艦隊に入ることを夢見ていた。
声：林原めぐみ (TNG)

Rachel Garrett [トリシア・オネイル (Tricia O'Neil)]: 地球人女性、宇宙艦隊大佐。4隻目にあたるエンタープライズ-C の艦長。時を超え、エンタープライズ-D のクルーに出会う。
声：幸田奈穂子

Reginald Barclay [ドワイト・シュルツ (Dwight Schultz)]: 地球人男性、宇宙艦隊中尉。エンタープライズ-D・エンタープライズ-E 機関部員。ルイス・ジマーマン博士の緊急用医療ホログラムの開発チームの一員だった。愛称レジー、蔑称ブロッコリー。
声：田中秀幸 [TNG]；荒川太郎 [映画FC]；堀内賢雄 [VOY]

レオナード・H・マッコイ Leonard H. McCoy [ ディフォレスト・ケリー
デフォレスト・ケリー (DeForest Kelley)]: 地球人男性、宇宙艦隊士官。初代エンタープライズの医療主任。2227年生まれ。口は悪いが、医者としてはいうことがない。転送が嫌い。TNGにも驚くべき年齢の設定で出演した。愛称ボーンズ。
声：吉澤久嘉 [TOS]；山内雅人 [映画TMP～ST3]；江角英明 [ST4]；嶋俊介 [ST5]；仁内建之 [ST6]；小島敏彦 [DS9/TOS完全版ビデオ補完部]

replicator: 人が命じた物体を、合成で作り出す機械。生物やラチナムなどは合成できない。24世紀のクルーの個室には食品合成用のものが備え付けられており、特にフードレプリケータ (一部吹き替えでは「ディスペンサー」) と呼ばれる。異常が起こったとき、最初に誤作動する場合が多い。

ロア Lore [ブレント・スパイナー (Brent Spiner)]: データの兄に当たるアンドロイド。だがその性格は「悪」であり、たびたびエンタープライズ-D を危機に陥れる。感情 (エモーション) チップを手に入れた。吹き替えでは別の声優が演じているが、原語ではスパイナー本人。
声：牛山茂

ロー・ラーレン Ro Laren [ミシェル・フォーブス (Michelle Forbes)]: ベイジョー人女性。2340年生まれ。過去に問題を起こしたが、ジャン・リュック・ピカードに認められエンタープライズ-D のクルーになる。
声：藤木聖子

Robert Picard [ジェレミー・ケンプ (Jeremy Kemp)]: 地球人男性。ジャン・リュック・ピカードの兄。故郷のフランスで、ブドウを作っている。ジャン・リュックが宇宙艦隊に入るのには反対だった。
声：矢田耕司

ロムラン / ロミュラス人 Romulans: 惑星連邦と敵対している種族。惑星ロミュラスとレムスを母星とする帝国。遮蔽装置を最初に開発し、現在でもウォーバードなどの艦に装備している。大昔にはヴァルカン人と一つの種族であったため、尖った耳という特徴は同じ。地下では反政府運動も起こっている。

Rom [マックス・グローデンチック (Max Grodenchik)]: フェレンギ人男性。クワークの弟で、ノーグの親。いつもクワークの下で働いている。機械に詳しく、ホロスイートなどのメンテナンスを行っている。
声：田原アルノ [DS9#3のみ]；山崎たくみ

わ行

warp: 宇宙船の移動方法。「ワープ」といっても瞬間移動ではなく、亜空間に入ることにより光速を超える。TOS時代では係数の 3乗が光速の何倍かを示していて、例えばワープ8 で光速の 512倍。TNG以降では定義が変わっており、ワープ8 で光速の 1,024倍 (＝時速約1兆1千万キロ)、ワープ10 で無限速を意味する。

wormhole: 宇宙空間において、時には何万光年も離れた位置をつなぐ通路のような「虫食い穴」現象。特に惑星ベイジョー近くに発見されたベイジョーワームホール (Bajoran wormhole) は安定しており、7万光年離れたガンマ宇宙域へとつながる重要な意味をもつ。

宇宙連邦 United Federation of Planets: 連邦 (Federation)。150以上の惑星政府からなる恒星間同盟。現在の国際連合のようなもので、地球、ヴァルカン、ベータゼッドなどが含まれる。アルファ、ベータ宇宙域の広い地域を占めている。連邦における決定は連邦評議会 (Federation Council) でなされ、その長は連邦議長 (Federation President、大統領とも訳される) である。議長のオフィスはフランス、パリにある。カーン・ヌニエン・シンによる優性戦争の経験から、人間に遺伝子操作を施すことは固く禁じられている。連邦に加盟するためには、その文明がワープ能力をもっていることが最低条件。29世紀には時空を超える技術が開発されている。

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