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感想 | 投稿者 | 城井 | 日時 | 2006/6/9 22:02 |
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これって、TOSの >第27話 "Errand of Mercy" 「クリンゴン帝国の侵略」 に出てきたオルガニア人なんですよね? ファーストコンタクトには5000年とか言ってましたが、割と 早くその機会がやってきました。 まぁ最後に2人が助かるのは分かっているとしても、本当に死ぬ のはインパクトがあります。 船内だけのエピですし、ENTには珍しいタイプですが、まぁ、 面白かったです。 しかし、ウィルス感染させて観察して何がしたいのか・・・ | ||||
投稿者 | レイン | 日時 | 2006/7/23 13:45 | |
ここまで見てきたENT全エピソードの中で、このエピソードが私にとってのベスト。 スタートレック的なエッセンスが一杯詰め込まれている所が、オールド・ファンには嬉しいし、人間性の肯定的な面が描かれている所が、TNGファンには親しみ易い。 脚本を書いたリーヴス=スティーヴンス夫妻は作中で、スタートレック映画版1作目の監督ロバート・ワイズの過去の作品「アンドロメダ…」に言及しているが、「アンドロメダ…」という名作の評価が定まった作品に言及するのは、脚本家としての己の実力にある程度自信が無いとできないことだろう。秀作「狙われた地球大使館」に続いて、良質の作品「死の観察者」と来るなら、創作の腕に自信を持っていたとしても不思議ではない。 この作品で良いと思った点を、いくつか挙げたい。 まず一つ目は、レギュラー全員に満遍なく演技の見せ場が用意されていること。 メイウェザーという、演技力を高めるチャンスの少ない役を演じるアンソニー・モンゴメリーさんにとって、自分にこれだけたくさんの台詞が用意されたのは、驚異だったに違いない。 ホシが彼女の人柄が伝わる会話を長々としてくれたのも、第3シーズン初めの「孤独な亡命者」以来である。私が「死の観察者」で一番気に入った場面は、狭い隔離室に閉じ込められたホシとタッカーが、気を紛らわせるために、互いのちょっと恥かしい過去を語り合う所だ。自分がもし女性の同僚とああいう状況になってしまったなら、やっぱりあんな風に身の上話をして気を紛らわせるんだろうな、などと変な想像までしてしまった。ホシが合気道の黒帯だったという話は「聞いてないよー」の世界だが、これもホシのプロフィール情報が豊かになるということでOKだ。 リード大尉を演じるドミニク・キーティングさんは、エイリアンに憑依された人物の奇妙な感じを、レギュラー全員の中で一番巧みに表現していた。リードが主役のエピソードが今まで少なかったのは、つくづくもったいないと思う。 トゥポルがアーチャーに船の指揮権を委譲された時の、ヴァルカン人らしい抑制の効いた態度も印象的だった。これまでの感情剥き出しのトゥポルとは随分違う。脚本のト書きで「溢れそうな感情を押さえて、努めて冷静に」などと、しっかり指示されていたのではないだろうか。 他のレギュラー、アーチャーとフロックスにもそれぞれ、アクションではなく、台詞と演技による見せ場があって、生きた人間のドラマに触れる満足感を与えてくれた。登場人物達が作品の中で生き生きと存在していてくれれば、CGにそれ程お金を掛けなくても、見るに堪える作品が出来上がるものなのだ。SFとしてのリアリティなら、お金の掛かっていない、ホシの心臓への電気ショックのシーンからでも、十分感じ取ることができる。 次に良かった点は、ドラマのメイン・テーマが人間の美質の追求だったこと。 この前の第3シーズンは、使命のためなら人間はどこまで外道になれるかというテーマを追求しているみたいな所があったが、それを丸々1シーズンやられたら、視聴者が嫌悪感を抱くのも当然である。そんな荒んだシーズンを経験した後に、このエピソードのような「人間を人間たらしめる資質とは何か」について語る作品に出会うと、得られる感動は大きい。「死の観察者」を見た時の感動は、VOYで傑作「電磁空間アレース4」に出会った時の感動とよく似ている。 三番目に良かった点は、TOSのオルガニア人を再び登場させるというアイデア。 このアイデアにはもう「参りました」と言うほかない。この「参りました」という気持ちは、DS9でベニー・ラッセルが再登場したエピソードを見た時の気持ちとよく似ている。TOSの元エピソードを見ていなくても「死の観察者」は十分感動的だが、見ていたおかげで感動がより大きくなった。 (オルガニア人の最後の言葉で、TOSの時代の人類は、彼等にとってまだファースト・コンタクトに値する種族ではなかったことが分かった。カークとのファースト・コンタクトは、そうせざるを得ない状況をカークが強引に作ってしまった訳だ。) CSでTOSのベルト放送を見ていて本当に良かったと思う今日この頃である。 | ||||
投稿者 | ころすけ | 日時 | 2006/7/25 21:28 | |
評価が分かれているようですね。
確かに肉体を超越した生命体、しかもTOSのエピソードとの関連もあるということで、ST的なエピソードですね。オルガニア人の場違いな「のほほん」としたムードもちょっと憎らしい感じを醸し出していました。DS9のウェイユンみたいな感じもしましたね。 一方で娯楽作品としてみた場合、「オルガニア人がその気になれば助けられる」ということがなんとなく分かってしまうので、船内の緊張感が今ひとつ伝わってこない。やはり犠牲者(非レギュラー)が出ないと緊迫感が出ない、と書いたら怒られるでしょうか。オルガニア人が翻意する場面も、結局ごく普通の、「人間からみた人間の美点」という範疇に収まっているのが残念です。 | ||||
投稿者 | ラコタ | 日時 | 2009/1/12 04:58 | |
ある点を除けば、まぁ良い出来の話だった。 オルガニア人が体に乗り移った時の俳優さんの演じ分けが、なかなか良かったと思います。 最初は「普通だな」とか思っていたら、ちょっと見ていて話を聞いている間に、「あれ?何か変だな」と気付かされた所から始まり、話を進めていくうちに、(TOSは見ていないけど)「あぁ〜、あのオルガニア人か」とすっきり反面びっくりだった。 しかし、感染したクルーがレギュラーだけというのは、ちょっと話の結末が見えてしまっている気がする。 いくら、「シリコンベースのウィルスで感染力が強く、死ぬ確率は100%」と説明されても、感染したのがレギュラーとなると、シリーズドラマの性質上、特に重大な理由でもない限りは死なせるわけにもいかない。 費用の軽減でボトルショーをやらざるを得ないのはわかるが、せめて、ゲストキャラかサブレギュラーのキャラを感染クルーに割り当ててくれた方が良かったかもしれない。 | ||||
投稿者 | d | 日時 | 2010/2/14 16:35 | |
観察するなら、もう少し他の方法もあると思うんですけどね。。 ホシの意外なエピソードもあり飽きない展開でした。クルーが死なないのは 解っている事だけど。 |
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