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Episode Promenade: ヴォイジャー

第121話 "Equinox, Part II" 「異空生命体を呼ぶ者達(後編)」

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プロローグより
第6シーズン 製作番号221 本国放送順120 日本放送順121
放送日1999/9/22 小説 [英語]
Equinox
Amazon.com

スカイソフト
宇宙暦不明 [西暦 2376年]
監督David Livingston
原案Rick Berman, Brannon Braga, Joe Menosky
脚色Brannon Braga, Joe Menosky
2000年度エミー賞 音響ミキシング賞ノミネート
小説Amazon.com / スカイソフト
公式サイト予告編・画像
メディアDVD: 「スター・トレック ヴォイジャー DVD コンプリート・シーズン 6」 (パラマウント) Disc 1 収録
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メモ 第6シーズン・プレミア
点数
10203040506070
70/100点 [投票数 27]
感想 投稿者First contact 日時2001/4/12 02:04
艦長があそこまで感情的になるとは!!
結果良ければすべてOK
投稿者(匿名) 日時2001/4/13 00:48
艦長、切れタね。
あんな感情的になるなんて、余計好きになったな。
それを止める副長の、思わず叫んだ「キャスリン!!」がまた良かった。
セブン、結婚してください。(わたしは女性だけど)
投稿者はっちん 日時2001/4/13 01:30
前編で予想した展開をいい意味でことごとく裏切られた後編でした。
言ってみれば、今までありがちなドクターやセヴンの活躍、ジェインウェイの奇策での
解決を想定していたのですが、本来あるべき人間ドラマが勝利したという感じでした。
(勿論、倫理サブルーチンを削除され豹変するドクターと、どこまでも
ジェインウェイ艦長を信頼して断として協力を拒みつづけるセヴンの対比、
「仕方がない」「別の方法もある」などのキーワードが、ランサム艦長の翻意への
決定的な引き金になっていましたね。)

前編の「正義と悪」を受け、その返し後編のテーマとして「信頼」を感じました。
艦長としてあるべき「信頼」を裏切ったランサム艦長へのジェインウェイの
荒れ狂う怒り(圧巻ケイトさんの演技力)、そして暴走(もう誰も止められない?)。
いつかは、正気を取り戻すと最後の一線を越えず「信頼」を守った、チャコティ。
自分自身を裏切り続けたランサム艦長、そして倫理観、道義心を取り戻しても、
部下の「信頼」は得られず反乱されてしまう(無理もない)。
ただ、もともと懐疑的、反省的だったギルモア少尉の機転の利いた助けがあり、
艦長としての誇りを持って、最期を遂げたラストは、悲しくも感動的でした。
「いい部下を持ったな」「必ず地球へ帰ってくれ」など、いいセリフも・・・
(前編では、「地球は遠いぞ、艦長!」でしたね、利いてた捨て台詞)

エピローグ、反省するドクターに「プログラム異常の所為だ、
セキュリティを強化すべきだ、手伝おう」と軽く言ってのけるセヴン、
セヴンとドクターの間にも、ある種独特の「信頼」はありましたね。
そして、それを象徴する歌、マイ・ダーリン・クレメンタイン。

そして、チャコティとキャスリン。果たして、何と切り出すか、キャスリン。
「あのとき、反乱を起こす充分な理由があった筈よ」でも、そうしなかったのは、何故?
「頭を過ぎりました、でも一線を越すことになる」、
チャコティが一線を越さなかったのは、躊躇したというより、
やはり、根底には艦長への「信頼」があったからでしょう。
落ちたネームプレートは、また、元に戻せばいいでしょう。

こんなに、前後編で、描くものがはっきり違う(様相が異なる)
それでいて、全体の整合性もきちんととれているエピソードは、始めてです。
権力をもったものの自制とその限界を両艦長で描き、倫理サブルーチンの差でドクター、
そして、両副長と、セヴン、ギルモア少尉・・・の部下の対応で、各々の信頼と
生き方を描き出しました。それは、艦長が危うくなったときの補佐する体制が出来てた
ヴォイジャとイクワノックスの差(対比の妙)だったのではないでしょうか。
また、戦闘シーンなど、画的にも見せ場たっぷりでした、もう大満足。

"Equinox"の意味は、結局、僕には分からず終いでした。
ランサム艦長の心の中で、拮抗する「昼と夜」?
ヴォイジャとイクワノックス、あるいは、
暗い船内と、晴れた海(シナプシス・スティミュレータ)の対比でしょうか?
残されたイクワノックスのクルーには、大きな分岐点となったのは確かですが・・・

◇掲示板 Nine Forward
○No.12658 CS-VOY "Equinox, Part II" (ネタバレ)
http://www2.g-7.ne.jp/~kyushu/bbs/pslg12658.html
投稿者チコシ 日時2001/6/21 04:51
後半のランサムはカッコ良すぎた。
ヴォイジャーではじめて泣いてしまった。
投稿者猫又指南 日時2002/4/8 21:31
北海道では2002年4月1日に地上波で放送されましたので、
今さらながらの話題ですが・・・。

スペシャルゲストのランサム艦長役のジョン・サベージ、
どこかで見た記憶があると思ったらジェームズ・キャメロン監督の
『ダークエンジェル』にライデッカー役として出ていたのを思い出しました。


肝心のエピソードの感想ですが、艦長の人間性がよく描かれた深い内容だと思いました。
投稿者(匿名) 日時2002/7/15 00:24
ジェインウェイの悪い部分がもろに出た作品だと思います。自分に従わないとすぐに解任するなんて指揮官失格です。少しはピカードを見習うべき。あんな人物が、艦を指揮してるなんて恐ろしいです。

ジェインウェイは、自分の今までの行動を棚に上げ、よくもまあランサムの事を攻められたものだと、ある意味あきれた。確かにランサムは間違っていますが、ヴォイジャーはデルタ宇宙域で、簡単に危機を乗り切りすぎ。二人の常軌を失った艦長の戦いという感じ。ジェインウェイの独裁ぶりも恐ろしい。

二人のエイハブ船長という感じ、どっちも異常です。むしろランサムのほうがまだ最後に自分の過ちに気ずくだけマシです。独裁者ジェインウェイは、アルファ宇宙域に戻ったら、軍事裁判にかけるべきです。

ピカードが過ちを犯した艦隊仕官を追求すると、非常に説得力があるが、ジェインウェイがやると、自分と責めるべき相手との境界が曖昧にもかかわらず、善と悪とで線引きし単純化しているようにしか見えない。今現在、世界でアメリカの単純な善悪二元論が反感をかっていますが、TNGやDS9がそれぞれのやりかたで、世界で起きている問題は、そう単純に解決できるものではないということを訴えてたのに残念です。確かにある程度は、善悪に分けて対処しなければなりませんが、ジェインウェイを見ていると、度をすぎて、どこまでいくかが心配です。もう少し自己反省をするべきではないでしょうか。

ジェインウェイの性格はひどすぎる。最高に嫌いだ。

ヴォイジャーがアメリカでジェインウェイがブッシュ、イクワノックスが悪の枢軸なんでしょうか?どちらももう少し冷静になって下さい。
投稿者さや 日時2003/2/12 23:45
今回の隠れ主役はチャコティか?というくらい、副長の差が艦の命運をわけました。
艦長がおかしいと思ってもただ横目で見ているだけのハリーとトム、意見はするけど引くトゥボックに対し、チャコティは解任されてもイエスマンにはならなかったですもんね。
彼は人物だな、で終わらせてもいいんですが、付け加えると彼は一度艦隊に裏切られ、艦隊の理想の裏を知り、艦隊を見放してマキに身を投じた人間。だからヴォイジャーの副長としてはジェインウェイが艦隊の理想を守ろうとする姿勢を理解し、その通りに行動することもできますが、ランサムが理想を踏みにじったからと言って、生粋宇宙艦隊の彼女と同じ怒りは感じない。そこが彼の余裕や懐の深さの元で、いつも通り「なにが正しいか」の判断ができたわけです。
ただ、最後まで彼が反乱を起こさなかった理由を考えると、艦長の資質の差も考えないわけにはいきません。
ランサムは温厚ですが、意志が弱くて、エイリアンを燃料にするという判断をするに当たり、「しかたがない」(英語では「選択の余地がなかった」)で安易な方向に流れてしまい、その決断に自信はないし、副長のように開き直れなくて、罪悪感からバーチャルな海辺に逃げる。筋を通してないから部下になめられてるし、副長にも上下のけじめをきちんとつけてなかったから、肝心の時反乱をおこされ、ギルモア以外誰もついてこない。
ジェインウェイはヴォイジャーがイクアノックスより設備がいいという事実をおいても、彼女自身が、「絶対にまっとうな手段で地球に帰る」という”姿勢”を崩さない(結果はともかく)し、いくつもの奇策や科学技術の能力で危機を乗り切った経緯から、あの強引さにもかかわらず(というかそれも含めて)クルーから支持されています。また、自分の罪悪感からも逃げません(自滅しかかってクルーに心配かけましたけど)。今回の艦長のオーバーリアクションも、突き詰めれば彼女の生真面目さの発露ですし、一貫してる。
ャコティとの関係も(彼の気持ちを知っているにもかかわらず)きちんとけじめをつけている。もしチャコティがあのとき反乱をおこしても、ブリッジに混乱を招くだけで、成功してないでしょう。
なあなあだが信頼のないイクワノックスと、根底に信頼があるヴォイジャーの両コマンドチームが印象的でした。
投稿者notmoly 日時2003/2/21 09:41
どうでもいいが、この邦題はなんとかならんかったのか…
「イクワノックスの裏切り」
とかの方がよかったと思う。
投稿者(匿名) 日時2003/7/5 04:44
演出の切れ良し。ランサムとチャコティを使って、艦長の「個性」を良くも悪くも見事に描き出している。ジェインウェイとの関わりによって、「連邦の艦長であることを思い出した(良いセリフだ。。。)」ランサム。又、ジェインウェイに対して、これまでになく自己の正当な意見を貫いたチャコティ。見終わって、いつになく「艦長、色々あるけどガンバレ!!」と感情移入できた好編だ。
ロッデンベリーがいたらジェインウェイの細かい性格づけは却下になっていたと僕は思っている。だからこそ、今回のような「その設定を生かした」良質の人間ドラマをもっとリック・バーマン以下脚本家は書く責任があったと思うのだ。
投稿者Data 日時2003/7/20 22:43
よくよく聞いてみると、イクウィノックスの
「シャトルベイは2つとも使えない」は、違いますね。
本当は、「シャトルベイは2デッキも下ですよ!」って言ってます。
投稿者Atad 日時2003/10/7 21:05
29世紀からの警告以来の最悪の出来だった。
TNGは全体的に作品としてよく出来ていて駄作だって思った
のは2つあるかないか位でしたが、ヴォイジャーは平均点も
悪く更にこのようにTNGではないほど最悪な話が幾つかある。

あれだけ倫理観を無視して突き進んできたランサムがあっさり
寝返ったりそれを艦長が受け入れたりした時は「こいつら何
考えてるんだ?」と思いました。
そしてランサムもざるでしたが、ジェインウェイもとことん
ざるでしたね。
珍しくチャコティが行動を持って艦長に反対したのにやはり
彼女は自分の事しか考えない独裁者でありつづけた。

私は登場人物が自分の価値観からして非情に不快にさせる人物
や話の展開になると、私の中での評価は最低ランクに位置付け
されるが、この話はランサム以下Equinoxクルーとジェインウェイ
によって最低の中の最悪に位置付けされたようだ。

評価できたのはセブンが囚われた時に情報を言うくらいなら
破壊しろと言ったシーンですね。
セブンがヴォイジャーに搭乗した時から比べてかなり人間らしく
成長したのを見れてよかったです。
投稿者背番号26 日時2004/5/18 21:27
「キャスリン!!」チャコティのあのセリフ 絶対忘れられません。
ラストで和解したものの今後の展開に少なからず影響を与えるでしょうね。 昔「ケイン号の叛乱」という映画がありましたが、一歩手前までいってましたね。 でも上司と部下の衝突というのは現実世界では日常茶飯事の筈。 私もちょくちょく上司に反発しています(さすがに呼び捨てにはできませんが)。 あの一言でストーリーが引き締まったのも事実です。 確かにあの時の艦長はおかしかった。 トゥボックが黙って見過ごしていたのも非論理的でしたが・・・
ランサム艦長は予想通りお亡くなりになりましたが、残されたクルーは今後どうなるのでしょうか? 差別を受けるでしょうが自業自得というべきでしょうか。  管理者の犠牲者がここにもいたんですね。

ドクターとセブンの「愛しのクレメンタイン」最高でした。
投稿者はぐれ 日時2004/6/29 02:10
ジェインウェイ艦長のヒステリーや、ランサムの変心の仕方にしろ、全て説明不足だろう。特にジェインウェイ艦長が、あんな大馬鹿者とは思わなかった。ついでにドクターの豹変の仕方も、都合良すぎて失笑もの。
視聴者を舐めてかかって、いいかげんな話を作っている、最低の作品だった。
投稿者Elim Subatoi Kayam 日時2004/6/30 23:23
ジェインウェイとランサムの違いが興味深かったです。
コミュニティのリーダーとしての自覚があるジェインウェイと、単なる友達になってしまったランサムの、心得の違いが命運を分けたのではないでしょうか?

副長マックスはベラナの対応を見ると…どうやら身体が目当てで付き合っていた…のだと思いました。なるほど〜だからベラナは近寄る男に過剰に攻撃的だったのですね。きっとマックスのような男しか彼女に近づかなかったのでしょう。トムのように愛を育もうとするタイプはいなかったのね〜などと感じてしまいました。そしてマックスは目標を達成するためなら手段を選ばないタイプの人間だったのでしょうね。

ジェインウェイをナメテいたノアが、チャコティに決定権があると考えている対応を改め、艦長に対して恐怖感を持った瞬間の表情がとても印象的でした。
副長が反乱を起こすと思いもしないで起こされたランサムと、反乱を起こすかもしれないと感じながらも突っ走り起こされなかったジェインウェイの対比が面白かったです。

ちなみに私はトゥボックはとても論理的だと思います。受け入れる状態に無い人間に何を言っても無駄ですから。
投稿者レイン 日時2004/7/2 01:59
ブラガ&ミノスキーが脚本に参加した作品によく見られる、生命への共感が欠落した人物が、このエピソードにも大勢登場する(倫理サブルーチンを削除されたドクターも含めて)。そしてこのエピソードには、ブラガ&ミノスキーが作り上げたジェインウェイ像の集大成があった。彼等はジェインウェイを戦争好きな人物として描くだけでは飽き足らず、とうとう彼女に間接的な殺人行為まで犯させてしまった。ジェインウェイは、生命体にイクワノックスを引き渡せばイクワノックスのクルーが殺害されるであろうことを知りつつ、船の引渡しを了承する。結果として、予想された通り、副長を始めとするイクワノックスの数名のクルーが生命体に殺害されてしまう。ジェインウェイが直接手を下したわけではないけれど、彼女が殺害に手を貸したことは否定のしようがない。
まず疑問に思うのは、なぜ脚本家たちはジェインウェイをこのような異様な人物として描きたがるのかということである。病んだアメリカの姿を、ジェインウェイに投影したかったのか。単に露悪的なことが好みだったのか。私には彼等が、TNGやDS9にあったような明確なコンセプトを持って、ジェインウェイを描いているとは到底思えなかった。ジェインウェイが非常識をエスカレートさせる姿が十分な説得力を持たず、彼女がただただ滑稽でグロテスクに見えた。
正直言って、ブラガ&ミノスキーが描くジェインウェイのような女性など、この世の中に居るもんかと私は思う。今回のような異様なジェインウェイ像を作り出したのが女性の脚本家なら、私も渋々納得する。しかしブラガもミノスキーも男である。だから私は納得できない。二人が描くジェインウェイは、薄っぺらで作り物めいている。刺激的なだけで嘘くさい。
DS9のシスコは欠点だらけの人物だったが、彼は欠点が描かれれば描かれる程、共感できるかどうかはともかくとして、どんどん人間味を増していった。シスコの怒り狂う姿には、熱い真っ赤な血のたぎりが感じられて、大袈裟に言えば彼の人間としての全存在からの訴えが伝わって来た。しかしブラガ&ミノスキーの場合、ジェインウェイを欠点を持った人間として描けば描く程、ジェインウェイは人間味を失っていく。怒り狂うジェインウェイの表情は、引きつり、硬直し、まるでお面のようだった。そこにあったのは、人間らしさの死である。空虚である。ブラガ&ミノスキー版のジェインウェイに対して感じる反発は、単に好き嫌いの問題ではなくて、人間性の死に対する心の奥底からの一種本能的な反発ではないかという気がする。
脚本家は、ジェインウェイに欠点を与えてキャラクターに膨らみを持たせたいのであれば、もっと別の方法があったはずだ。異様な人物を思う存分描きたいのであれば、FBIのプロファイラーを主人公にしたドラマを作ればよかったのだ。それをわざわざスタートレックの世界で繰り返しやる必要があったのだろうか。ケイト・マルグルーさんも、演技プランに計算ミスがあったのではないだろうか。シリーズの評価を左右しかねない艦長という大役を演じる人が、視聴者に嫌われるならともかく、視聴者から引かれてしまうような芝居をしてどうするんだ!
ブラガ&ミノスキーは、このエピソードの中でジェインウェイにランサム艦長を、大量殺戮を行ったと言って非難させているが、ジェインウェイ自身も『生命体8472』のエピソードで、ボーグと手を組んで生命体8472用の大量殺戮兵器を開発している。そしてその開発の目的は、デルタ宇宙域を救うためではなく、自分たちが少しでも早く地球に帰り着くためだった。つまり、ジェインウェイ艦長のやってきたことは、ある部分ではランサム艦長と同じであり、彼女にランサムを非難する資格はないのである。さらに忘れてはならないのは、『生命体8472』を書いたのも今回のエピソードを書いたのも、どちらもブラガ&ミノスキーだということである。脚本家自身が自己矛盾を起こしているのである。
心理学の用語に「投射機制」というものがある。「投射機制」とは、自分の心を守る手段の一つで、自分の短所や受け入れがたい感情を他人の中に見い出し、それを非難することで自分自身の心の問題を回避する方法である。たとえば、AさんがBさんのことを自分勝手で嫌いだと言っている時、実際は単にAさんの自分勝手がBさんに相手にされなかっただけ、といったような事である。心の防御手段としては、あまり健康なものではない。ジェインウェイの自己矛盾は、まさにこの「投射機制」を思い起こさせた。
最後に。このエピソードが大味なものにならずに済んだのは、ランサム艦長に扮するジョン・サベージの演技力によるところが大だと思う。人としての繊細さを感じさせる彼の演技が、この暴力的なエピソードを随分救っていた。このドラマで一番非道なことをやっていたのがランサムなのに、彼に対してある種の共感を持てたのはなぜだろう。それはおそらくランサムの顔に浮かぶ不安げで自信のなさそうな表情に、彼も自分たちと同じ人間だと感じられたからだろう。自分がもしランサムと同じ立場に立ったら、彼と同じことをしてしまったかも知れないと思わせたからだろう。ジョン・サベージは「ダーク・エンジェル」のライデッカーのようなタフな人物も演じれる役者である。そんな彼が、人間の心の脆さを静かに細やかに表現したことで、このエピソードに奥行きが生まれた。彼をゲストに呼んだだけのことはあったということだ。
投稿者シスコーン大佐 日時2004/7/10 23:27
最後のチャコティのセリフで救われた感じがしました。
ジェインウェイとランサムは似たり寄ったりです。とするとヴォイジャーとイクワノックスの運命を分けたのは副長の差だったのではないでしょうか?
投稿者makoto 日時2006/1/4 04:35
帰還に固執するランサムと追跡に手段を選ばぬジェインウェイ。J艦長の怒りは個人的な復讐心というより近親憎悪の類の気がする(二人とも拷問してるし) 決して彼女のファーストコンタクトも成功してはいない。人気キャラなのは認めるが、悪ドクターがセブンを手術するシーンよりランサムの葛藤する描写をさらに充実させて欲しかった。
ボイジャーの落ちた銘板はいつ何時イクワノックスと同じ過ちを犯す可能性を表してる気がする。後味の悪い終わり方でした。編入されたクルーのストーリも見たいものです。
投稿者(匿名) 日時2006/9/26 10:52
ジェインウェインを見ていると「ジキル博士とハイド氏」を思い出しますね。
人はいくら暴走やミスをしてもポリシーや理念は変わらないですよね、日ごろ思った事も無い事や、やった事も無い事は行動には移せないと思います。
今回はハイド氏の様でしたが、ストーリーによってハイド氏やジキル博士に変わるのも楽しみになるのかな?。

ジェインウェインは独裁者の特徴が良く見れますね。
艦長職は間違いを起こさない為(満点を求めるより及第点以下にならない)に周りに副長以下上級士官が居る のですが丸で無視ですね。
周りの人は艦長が偉いのは良く分かっています、それでも意見するのはやっている事が及第点以下だからです。
艦長職に就く者は周りの意見を聞き入れ目的、効率はベストではなくても広い意味でベスト以上の物作っていく懐の深さが必要と思います。

ジェインウェインの暴走とランサムの仕方ないはどちらも自分を見失っている所が同じに見えた。
投稿者anomaly 日時2006/10/19 18:58
物凄く悲しいエピソードだ。
ジェインウエイの暴走は”ランサムと同じ立場なら同じ事をしてしまうかもしれない”という恐れからと言う人間の弱さを表現している。
自分一人ならともかく、飢えに苦しみ絶望する仲間の運命まで背負っていたら道義を貫けるだろうか...。
ラストでチャコティーと一緒に落ちた紋章を拾うシーンでは泣きそうになった。非常にすばらしい物語だった。
投稿者プロミネンス 日時2007/2/23 05:18
艦長がすごい剣幕……。
しかし、それは劇中で語っているとおり、艦隊の規律や理念をランサム艦長、ひいてはイクワノックスのクルーが裏切ったがため。シスコ司令官がエディングトンを必要以上に憎しみの目で見たのと同じことなんですね。

しかし、ランサム艦長もヴォイジャーと巡り会ったことで目を背けていた艦隊の理念や自分の良心と向き合っていく。その過程はゆっくりとだけど確実に見えてくる。

『彼は艦隊の艦長……忘れていただけよ』

多分この時、艦長自身も艦隊の一員としての責任感から生じた自分の行為が、中身の差こそあれ、ランサム艦長と同じであったと気づいたはず。だから、イクワノックスが爆発した時、あの悲壮な表情を見せる。

チャコティ、解任されてしまいましたね。しかし、これは艦隊一筋だった艦長とマキとして過ごした彼との差が如実に出たんじゃないかな?
マキは正規のやり方で物資を補給出来ない。だから、道理を外れたやり方を知っているし、物事がきれい事ばかりでないことも知っている。『清濁併せ呑む』って言葉が適当かな。

トゥヴォック……損な役回りだ、実に。
何せ、チャコティは既に解任されてしまったのだから。

ここで異を唱えて解任されたら、誰が艦長を支える……?

なんて考えが過ぎったのかも。もちろん、ヴァルカンらしく論理的な考えで。

equinox・・・昼夜平分時という意味ですが、これは劇中での場面に当てはめると、結構意味深。
セリフのやり取りもいいな。
ラスト、艦長がイクワノックスのクルーに投げかける

『信頼は勝ち取って』

あの段階で、かけられる一番の言葉だと思う。

追記。

今回の一件と生命体8472の件を同一視するのは大きな誤りだと思う。
今回は『艦隊の理念』やある二つ事柄を分かつ『一線』がお題目。
一方の生命体8472絡みは……。
既にボーグスペースに入っている。
ボーグですら太刀打ち出来ない種族がいる。
今さら後戻りをすれば、帰還への年数は計り知れない。
その種族はボーグのみならず、銀河を浄化すると本音かどうかはともかく宣言している。ボーグを全滅させれば、次の標的は近くにいる自分達だろう。
あの時点で生命体8472に対抗出来るのは改造ナノプローブのみ。

比較のしようがない。一方は自分達の尊厳や理想を、一方は帰還する事に加えて、デルタ宇宙域、さらには銀河の危機……どちらが重要とは判断出来ない、まったく別の次元である。

しかも、艦長は戦うとは言っているものの、警告だけで済ませようとしている描写がある。
加えて、後のエピソードでは攻撃してきた当の生命体8472を助けようともしている。艦隊の理念があるとは言え。

要は、二人の艦長は生命体の生命を奪った事には変わりはない。けれど、その中身はまるで違うのである。

……演技の事は解からないけど、引きはしないよ。
投稿者LALA 日時2008/4/18 14:38
ジェインウェイが好きな人ってどのくらい
いるんでしょう?かなり問題ある艦長。
こういう艦長もいいかもしれないが・・・。
チャコティ、よくぞ我慢しました。
ストーリーはおもしろいが、あまりに艦長の人格が破綻。
少なくともこういう人の下では私は働きたくない。
投稿者tomi 日時2009/8/11 03:21
皆が好き勝手な尺度で倫理を計り、互いの尺度を否定し合う。
とことん善か悪かの二元論なんだなあ…
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