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感想 | 投稿者 | TEN | 日時 | 2001/9/12 21:22 |
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ケスの今までのイメージを壊す作品でした 折角のケス登場なのに 楽しみにしてたのに なんだか、残念な形でした・・・・ ケスが最終的に改心したけど、それでも ケスのイメージはかなり、悪く思います ケスファンとしては、悲しい話でした・・・ | ||||
投稿者 | でみぃ | 日時 | 2001/9/13 02:10 | |
大好きなケスに会える!!って、もう、邦題を見たときから楽しみで楽しみで仕方なかったのにぃぃぃぃ。 なんなのぉぉぉ、あれ! なんだか、寂しいぞぉ。 よぉわからんエピソードでした。 あれなら、トレス死ぬ必要も無いような。 | ||||
投稿者 | かずまさ | 日時 | 2001/9/13 09:31 | |
確かオカンパ人は寿命が人間より極端に短いんでしたね。 で考え方も多分矢継ぎ早の筈。 若い頃誓った事も忘れるのでは? 設定としては無理はない。 あの能力も油を注いでいる結果になっていますね。 しかし、太ったな、ケス。 | ||||
投稿者 | わおわお | 日時 | 2001/9/13 22:05 | |
少し見ない間に「立派な体格」になってしまったケス・・・ 見てはいけないものを見てしまった(・o・) | ||||
投稿者 | カナダ | 日時 | 2001/9/16 08:48 | |
以下は 100%否定的意見ですので、改行します。 最低です。到底受け入れられません。 マイナス点表示がないのが残念です。 トゥヴォックがいっぱい、 艦長の笑顔が見られる、 副長の凛々しい指揮姿がかっこいい、 懐かしいクルーが登場など、 嬉しい要素がすし詰め状態だっただけに、 話の本質に対する絶望感はより一層です。 私はヴォイジャーのクルーの中では、 ケスは一番思い入れのないキャラクターですが、 艦長に根も葉もない悪口雑言を言いたい放題のケスと、 ケスを射殺するしかなかった艦長は 見るに堪えませんでした。 個人的にもケスよりセブンが断然いい派ですが、 同じ時間ものでも、セブンが「過去に仕掛けられた罪」で 一人でヴォイジャーの危機を救出し、艦長に人間の 信頼について説く見せ場を与えられたのに対し、 ケスはヴォイジャーの災いの上に、艦長を逆恨みする様な 人間に描かれているのでは、断固納得できません。 こういうファンの思い入れを踏みにじる話を作る人には、 人間性を語る資格はないと思います。 | ||||
投稿者 | こめっと | 日時 | 2001/9/16 20:45 | |
かつての、レギュラーメンバーなのに。 製作側の悪意さえも感じてしまい、困惑さえします。 映像表現もたいした事ないし、タイムパラドックスものは、 深刻でも、気を抜いて楽しめるものなのに、ストーリー的にも破綻 意味不明ですし。何か、製作側の意図があるのでしょうか? 最終回までの全体の流れの位置付けとしては、 ボイジャーが、ケスの力で安易に帰還するのを防ぐという意味が あったのかなと思ったのですが。それにしても・・・ | ||||
投稿者 | KJ | 日時 | 2001/9/17 00:20 | |
ケスのファンだっただけに期待してたけどがっくり。女優さん変わったの?スマートなプロポーションはどこに…。話の内容もひどい!「そりゃないよなー」って言いたい。 | ||||
投稿者 | SHIN | 日時 | 2001/9/17 04:29 | |
時間移動物は、あきた。 予算不足か? | ||||
投稿者 | こんた | 日時 | 2001/9/19 16:15 | |
タイムトラベルしたことに、ちょっと気が付くのに遅れた・・・。 なるほどねという終わり方だったけど。 スーパーチャンネルの日曜日に見たので、 続く新スタートレックまでもが似た話だったので、 驚いた。。。(こっちのほうがしつこかったけど・・・) どうしていつも、被害に遭うのはベラナなんだろう??? | ||||
投稿者 | MELBOURNE | 日時 | 2001/9/26 20:44 | |
「人は思いがけずに大きな力を持つと変わってしまう」ということを表現したかったのでしょうか…。 それにしても酷い。ケスのキャラクターが180度変わってしまうようなエピソードをつくるなんて…。 この後のエピソードで、名誉回復が成されるのでしょうか? | ||||
投稿者 | はっちん | 日時 | 2001/9/30 08:40 | |
「ケスとの別れ」で、光の生命体のような超越した存在になってしまったのかと、 一種、放り出した終わり方でなく、こうして、迷い悩める姿で、終わらせるというのは、 逆説的かも知れませんが、個と全体というテーマをずっと追及してきたヴォイジャの作家の責任の とり方のひとつのように思いました。あまりに苦い。 ◇掲示板 Nine Forward ○No.15974 CS-VOY "Fury" 「帰ってきたケス」 (ネタバレ) http://www2.g-7.ne.jp/~kyushu/bbs/pslg15974.html | ||||
投稿者 | Lunar | 日時 | 2001/10/2 23:39 | |
今回の話を見て、ケスというキャラクターはスタッフに 愛されていなかったんだなと思いました。 物語のリテイクを要求します。 | ||||
投稿者 | バック大佐 | 日時 | 2001/10/16 08:33 | |
呆れた(^^;酷すぎると思う、 この話を見てからVOYは3倍録画にしている もうVOYにはスタトレを名乗ってほしくない | ||||
投稿者 | 草原のペガサス | 日時 | 2001/11/28 02:53 | |
終盤の、フォログラムのケスとのシーンが簡単すぎたなぁと思います。 もう少し膨らませられたと、ちょっとがっかりしました。 ニーリックスの背中に、哀愁を感じました。 | ||||
投稿者 | 紫 | 日時 | 2001/12/4 11:32 | |
これじゃあケスのファンが怒るのも無理ないですね。痴呆症になった昔の彼女と再会した気分。 | ||||
投稿者 | はっちん | 日時 | 2001/12/11 03:14 | |
時間を置いて地上波で見直しました。 逆に、制作者のケスに対する愛を感じます、ニーリックスの最期の まなざしと同じものです。愛するものが例え老いたとしても、 愛は消えない筈。ヴォイジヤのファンなら、逃げないで、受け止めて 欲しい。ケス自身も自分の老いあるいは、超越した自分自身を認め なければならないことに気付いたのだから・・・ | ||||
投稿者 | わたり | 日時 | 2001/12/26(水) 12:34 | |
ケスの体形の変化が激しすぎ、若い頃のシーンを撮るには無理があった。 「昔のケスはこんなデブじゃなくて妖精みたいだったよう(ρ_;)」って そればっかり気になっちゃって楽しめなかった。 ストーリーも暗すぎ。 | ||||
投稿者 | 背番号26 | 日時 | 2002/3/21 20:42 | |
「帰ってきたケス」又、クルーとして乗船しセブンとのからみがあるのかなと思っていたのにこれでは・・・ニーリックスの寂しそうか顔といったらなかったです。今小説で第一作を読み返しているところですが、ケスのイメージが音をたてて崩れてしまいました。あの生き生きしたケスを再び登場させる事はできないのでしょうか? | ||||
投稿者 | hyde j yam | 日時 | 2002/7/13 11:17 | |
呆れて・・・。スタトレであんなに後味の悪いエピソード他に有りません。 それと、ケスは太ったっていうか「太ったから降板させられた」んじゃなかった? 最後のニーリックスとの別れのシーンでのケスの態度で 制作者の「愛」は感じられませんでした(T_T) | ||||
投稿者 | (匿名) | 日時 | 2002/8/7 23:21 | |
成長して力を得て寿命が尽きるオカンパ人の哀れさを 表現したかったんじゃないのかな?過去に登場したオ カンパもひどい奴だったし。 | ||||
投稿者 | JUDAS | 日時 | 2002/9/5 17:52 | |
これはケスファンはショッキングな内容でしたね。しかし「スタートレック」と言うのは人間の精神世界を見せてくれるところに魅力があると思います。過去にスポックが死んだ時も、生き返った時も同じような事が起こったのを覚えています。 ま、これはファンが俳優の事情を無視するから発生するだけの事で、製作サイドはファンの声を無理矢理反映させようとするからこういった苦しい言い訳めいた話が生まれてくるのでしょう。 | ||||
投稿者 | レッドバロン | 日時 | 2003/2/10 20:12 | |
これは酷い。このシナリオを誰か止める人はいなかったのでしょうか。 ケスファンへの裏切りは勿論、犬死にのトレス、必要性の無いヴィディア人、ケスの安直な改心。 どれをとっても三流以下です。 そしてラスト、ニーリックスとの会話 「似ているんだ」「ここには一人しかいないわ」 愛し合っていた二人に、こんな台詞を言わせる神経は、キャラを愛しているライターには書けないでしょう。 スタッフとジェニファー・リーンとの軋轢を、勘ぐらざるを得ません。 ただ一つ、老ケスが鬼の様な形相で歩く後ろで破壊されて行く通路の映像は、大迫力。 それに5点差し上げます。 | ||||
投稿者 | クロ=クローン人間 | 日時 | 2003/2/10 21:55 | |
数々の名作と同時に今一つなエピソードも生み出したヴォイジャーの中でも一番の報われない作品でしょう。 私はケスに思い入れはありませんが、かつてのメインキャラをここまで悪逆非道に描き、何の必然性も落ちもストーリー上ないのには落胆しました。 VOYを最初から見ていない人には意味不明の展開ですが、逆にVOYファンであればあるほど納得が行かない。 タイトルの"FURY"とはまさにこれを観たファンの心情でしょう。 | ||||
投稿者 | SA23 | 日時 | 2003/2/10 21:59 | |
ケスファンにはショッキングな内容かも知れませんが、今まで完璧なクルーばかりで、脱落しても信念を持ってマキに入ったりする程度だったスタートトレックのメインキャラばかりでしたが、今回新しい可能性を見た気がします。だいたいヴォジャーは半分がマキのクルーだったという設定が殆ど生かされてません。チャコティもパリスもトレスもあっさり艦隊仕官になりすぎてつまらない。DS9のガッラクのような、どこまで信頼していいかわからないキャラを乗せるべきだと思います。 | ||||
投稿者 | ふぁんとれ | 日時 | 2003/2/11 00:41 | |
何のために作られたのかわからないエピソード。 ここでケスをこのような形で登場させることにどんな意味があるというのか? ただ、ケスファンのためにケスを出したかっただけならばもっと別の筋書きにしてもよさそうなのに。 ボーグスペースでの別れのときの印象が素晴らしかっただけにとても残念。 おそらくこんなエピソードは誰も喜ばない。 | ||||
投稿者 | はげ | 日時 | 2003/6/13 10:17 | |
私はそれほどの≪ケスファン≫ではないので、皆が言うほど悪い出来とは思いませんでした。と言うよりも、ナカナカの出来ではないかと思っています。結構面白かった。 | ||||
投稿者 | (匿名) | 日時 | 2003/7/8 17:43 | |
ケスには思い入れは無い。でも、リック・バーマンが、ジーン・ロッデンベリーの作ろうとしていたスタートレックとは違う方向に行こうとしている事を確信(まあ、DS9やヴォイジャーの展開でズット思ってましたが。。。。)した作品として強く印象に残っている。 映画ネメシスでもその流れは顕著だ。見ていて辛くなる。 このまま行くと、いずれかの新シリーズでは本当に「連邦の崩壊」を描きかねない。「エンタープライズ」の全米での視聴率は勉強不足で知らないが、もう一度初心に返って明るいスタートレックを作って、視聴率や観客動員共々ファンを取り戻して欲しい。 | ||||
投稿者 | Atad | 日時 | 2003/10/13 16:28 | |
TNGシリーズの後期の方でアカデミーを退学した後のウェスリー が出てきましたが、その時以上に過去に出てきたキャラクター のイメージをぶち壊す最低作品でした。 シナリオライターの精神を疑います。 本国アメリカでの評価がどうなのか気になる所ですね・・ | ||||
投稿者 | notmoly | 日時 | 2003/10/15 15:07 | |
だーれも触れてないけど、甲板を引きちぎられるヴォイジャーの映像に一票(何を?)。 | ||||
投稿者 | めろくたいぎす | 日時 | 2003/12/16 09:37 | |
ジェンウエイ艦長の解決策には根本的問題が。
ケスが過去に戻らぬよう説得に成功しましたが、その事によってケスが戻らなかった過去の艦長は、ケスの再来が予期できなくなります。つまり元の木阿弥です。 ブラクストン艦長が今回の件を放っておいてるのもその為でしょうか。 ◇ こんな話どこかで観たような、と考えてみて思い出しました。 スティーヴン・キングの小説に「PET SEMATARY」というのがあります。死者を甦らせることができる禁断の地に、交通事故で幼い我が子を喪った父親が赴く話しです。キングだから、勿論ホラーです。子供は甦りますがもはや人間ではなく、ただの化け物でしたという悲惨なものです。 こちらは最後に救いがありましたが、今回のケスは救いもありません。追い返されただけです。 ◇ やっぱり無かった事にしてほしい話です。ウルトラセヴンの12話「遊星より愛をこめて」の様に欠番にできませんでしょうか。 | ||||
投稿者 | 万年下士官 | 日時 | 2004/4/30 22:31 | |
VGRは私がスタートレックに触れた最初のシリーズなので大好きですが、このエピソードは別格です。ケスの再登場と聞きワクワクしていましたが、裏切られました。個人的には欠番にしてやりたいです。 | ||||
投稿者 | スタトレ好き!!! | 日時 | 2004/7/29 04:22 | |
この話はほんとに嫌ですね。最後にケスが自分の船に転送するとき、ニーリックスに対しなんだか冷たかったのが残念ですよ。他の皆さんと同様欠番にしてほしいですね | ||||
投稿者 | リント | 日時 | 2004/7/31 00:02 | |
てっきりケスがボイジャーを何かから救いに来てくれたのかと思ってたら…なんで恨んでるのか私にはよく分かりません。超越した存在となって宇宙の彼方へ去ったとばかり思ってたので。内容もイマイチでした。 | ||||
投稿者 | ころすけ | 日時 | 2004/7/31 00:38 | |
私、ケスはセブンより好きだけど、そんなに悪いエピソードとは思いません。誰にもでも訪れる「老い」というものの悲しさを、ライフサイクルの短いオカンパのケスを通して表現しているのだと思います。若々しい魅力がウリだった彼女だからこそのインパクトではないでしょうか?タイムジャンプを絡めて若いころのケスを再登場させることでさらに強調したかったのでしょうが、女優さん自身もちょっと太めになって、老いとまでは行かずとも加齢の悲しさを体現する形になっちゃったのは、ちょっと計算外? ケス・ファンが怒るのも理解はできますけど、これはこれで計算されたエピソードだと思います。 | ||||
投稿者 | makoto | 日時 | 2004/8/1 00:06 | |
「恐ろしかった,怒りに満ちてた」心情を吐露するケスちゃんがかわいそう。製作側を弁護するわけではないが、寿命9年の設定に沿ったメインキャラの末路の説明責任があると考えたのだろう(TNGウェスリーの場合もそう)。ケスファンの構造維持力は低下中。あ、太ったのは代役の方に合わせたという意見は却下 ^_^; | ||||
投稿者 | (匿名) | 日時 | 2004/8/5 13:18 | |
いや〜面白かったです。 ケスは成長しましたね。 以前は単なる世間知らずの娘でしたが、今回は大人の女性になりました。 超特大の声変わりといえます。 ただ、時間物は嫌いなので10点マイナスします。 ケスは自分を見失って苦しかったので、全てをヴォイジャーの所為にしたくなった・・・だからジェインウェイにぶつかる事で頼ったんですね。 これって思春期から大人になる時、誰もが体験することです。 次のステップが見つからないのでツイツイ親にぶつかってしまう・・・よくあることです。 ただ、ケスのような力を持つ相手だと反発も大きくなってしまうんでしょうね〜 ヴォイジャーには結構迷惑だったな〜〜〜 ラストのニーリックスとのシーンですが・・・ 英語で聞いたら吹替えのようなぶっきらぼうさがなかったですよ。 ちょっとはにかんだようなケスが昔の姿を思い出させて、でも決して元には戻れないということも実感させて、何とも切ないムードでした。 ジェインウェイとトゥボックのシーンは最高でしたですね〜 ランニングギャグになっているし、ツナギとしても利用しています。 脚本の上手さに拍手してしまいました。 そんなにヒドイかな〜 自分はこのエピを観てオカンパの行く末に光を感じたんですけど。 個人的に、ケアテイカー亡き後のオカンパはどうなるのかなぁ〜って、と〜〜〜っても気になっていたんです。 この後、ケスがオカンパに戻り、オカンパ人が忘れていた能力を取り戻させて水の無い星でも自由に生きられる存在になり、ヴォイジャーで覚えた数々の手段を利用してケイゾンなどの種族から身を守れるようになる・・・なんて2時間ものの話が一つ書けそうじゃないですか? 時間物なので矛盾が多すぎるのは難点ですが、良い話だったと思いますよ。 | ||||
投稿者 | レイン | 日時 | 2004/8/7 02:11 | |
久々のケス登場ということで集中して見たのだけれど、見ている間中ずっと虚しさを感じていた。見終わった後の印象も一言で言うと、「虚しい…」である。ケスというSF的な好素材を手にしながら、こういう中身の無い作品を作ってしまうなんて虚し過ぎる。 ケスを再登場させるなら、光子生命体に変貌したケスの驚異に満ちた宇宙体験を描くべきなのである。それを作り手側は、ケスがヴォイジャーに戻って来て暴れるという、何とも安っぽい話にしてしまった。VOYのスタッフには、「電磁空間アレース4」のような志の高い作品を作る人たちがいる一方で、このエピソードのような志の低い作品を作ってしまう人たちがいるのである。 「帰ってきたケス」を生み出した発想の源は、原題から分かる通り、超能力者の戦いを描いたブライアン・デ・パルマ監督の映画「フューリー」にあるのだろう。そして映画「フューリー」とケスを結びつけたのは、第24話の「ボーサ人の攻撃」というエピソードなのだろう。作り手側はとにかく、ケスが超能力を使って暴れるシーンが描きたかったのだと思う。しかしケスを暴れさせるためには、彼女の行為にそれなりの動機を付与する必要があった。そこで考え出したのが、 「変貌後の経験によって精神的に混乱したため、ジェインウェイに見捨てられたと思い込むようになり、ヴォイジャーのクルーに対しても激怒(FURY)の念を抱いた」 という話である。何とまあ、嘘臭い薄っぺらな動機! 結局ケスを暴れさすことさえできれば、動機なんて何でも良かったのである。 過去にケスがどのように描かれていたか、少し思い返してみた。果たしてケスにはどういう性格が与えられていただろうか。私が思うにケスは、他者の心の動きに敏感で、相手の本心をすぐに見抜いてしまうようなカンの良さを持つ女性だった。また、他者に対してどちらかというと受身で、相手に非があってもそれを声高に責めたりしない、穏やかな気質の女性だった。 では「帰ってきたケス」の彼女はどうか? 変貌によって精神的に混乱したというのは、納得できなくはない。では、精神的に混乱したせいで、ジェインウェイに見捨てられたと勘違いするという点はどうだろう? ケスはそんな勘違いをするような訳の分からない女性だったか。それはNOである。さらに、怒りのためにヴォイジャーのクルーをヴィディア人に殺させようとする話になると、もうくだらないと言うほかない。 このエピソードにおけるケスの心理状態は、これまでの彼女の性格設定から発展的に生まれてきたものではなく、無理やり作り上げられた適当なものである。物語の核となるべきケスの心理が御都合主義的に設定されているため、話全体がどうしようもなく空疎になった。「帰ってきたケス」は真ん中の空っぽな、ドーナッツのようなエピソードである。 こういう無責任な作品を作った責任は誰にあるのだろう。リック・バーマンだろうか、それともブラノン・ブラガだろうか。少なくともブラガ作品の特徴はよく表れているので、彼にかなりの責任があるのではないかと思う。 ブラノン・ブラガはシチュエーション作りには非常な才能を発揮する脚本家である。しかし、そのシチュエーションに登場するキャラクターは、記号的で人間性が希薄である。彼にとってキャラクターは、シチュエーションを出来る限り刺激的なものにすることを目的に存在していることが多い。だから、彼の書く脚本の中では登場人物たちは異常な振舞いをすることがよくある。 例を挙げれば、 ・主人公の精神が不安定なケース − 「時空侵略戦争」「暗黒の汚染空間」「異空生命体を呼ぶ者達」「帰ってきたケス」 ・機能不全を起こすケース(ドクターの場合)− 「ホログラム」「ドクターの内なる闇」「ドクター心の危機」「乗っ取られたドクター」 ・ウィルスに感染して正常でなくなるケース − 「伝説のミスターカトー」「巨大ウィルス」 ブラガは話を刺激的にするためだったら、登場人物に人殺しだってさせる。ケスはトレスを殺し、ジェインウェイはケスを殺すのである。ブラガは視聴者を楽しませようと思ってやっているのかも知れないが、私には彼女たちの殺し合いを面白いと感じるような感性の持ち合わせはない。 ケスを演じるジェニファー・リーンさんの演技も、以前と違って何かぎこちなかった。声の調子も平板だった。手を抜いていたとは思わないが、心がこもっていないような印象を受けた。もしかすると久し振りのVOY出演で戸惑っていたのかも知れない。しかしそれ以上に、今回のケスの異常な行動に、演じている本人が戸惑っているように思えた。リーンさんの演技のぎこちなさは、ケス・ファンの私にとっては、ある意味救いだった。もしこのような嘘臭いケスをリーンさんが心をこめて熱演していたとしたら、私はリーンさん自身に失望を感じていただろう。 以前のケスらしさを感じた瞬間が、ほんの一瞬だけあった。それは、いい者のケスがジェインウェイに、未来の恐ろしい出来事を防ぐために力を貸して欲しいと頼まれた時だった。その時に見せたケスの繊細な表情に、「あっ、昔のケスがいる!」と私は思った。説明しづらいのでこれ以上書かないけれど、ケス・ファンの人になら、あの感じは分かってもらえるかも知れない。 「帰ってきたケス」を見る前、私が気になっていたことは、このエピソードを見たせいで自分がケス・ファンをやめたくなってしまわないかということだった。しかしそれは大丈夫だった。ケスに施されたグロテスクなメークは、スタートレックの主要キャラなら誰もが経験することである。リーンさんの太った姿も、嬉しくはないけれどこればかりは受け入れるしかない。例えば、魅力を感じていた女性がしばらく振りに会うと太っていたなんてことは、世間にザラにある話である。痩せ細っているよりはいいと、ポジティブに考えたい。 ケスの内面描写についても、中身が空っぽで、ケスを嫌いにさせるような力はなかった。 この空虚なエピソードによって、ジェニファー・リーンさんがケスとして3年間に渡って積み上げてきた成果は失われるものではない。ただこのエピソードのせいで、VOYの作り手に対して感じてきた不信感は以前より強まった。 | ||||
投稿者 | aka | 日時 | 2005/7/24 16:04 | |
時間物で混乱しましたが、ケス強すぎです。 | ||||
投稿者 | インスパイア | 日時 | 2005/10/18 03:49 | |
元々ケスには良い感情を抱いていなかったので、 それほどショックを受けるエピソードではなかったですね。 ファンの方にはキツイ話だったかもしれませんが…。 脚本自体が、かなり取って着けたような内容だったのが 気になります。ヴォイジャーを降りた後のケスの心境の 変化などをもっと詳細に描けば説得力も出たんでしょうが。 ケス役の方の水平方向への成長具合は、まあ仕方ない んでしょうかね…。別人かと思いましたよ(汗。 ラストのニーリックスの表情に対して、40点差上げます。 | ||||
投稿者 | rosebud | 日時 | 2006/5/31 23:04 | |
老いたケスが登場したのはこれが初めてではなく、過去に「9歳のケス」でも描かれたことがあった。あのときは老いてもケスらしさが失われずに、美しく年を取る姿が印象的だったが、ここでのケスは大違いである。この違いは何なのかを考えてみると、このエピソードの真意が分かってくるのではないだろうか。 「9歳のケス」ではモリロジアムという人間で言えば認知症のような症状が出ながらも周りの暖かい家族の支えでどうにか克服しようとする姿が描かれていた。パイロットで少し出たオカンパ人の地下都市を見てもオカンパ人は老齢に達するとヴォイジャーのように家族に見守られて晩年を穏やかに過ごすのではないかと想像できる。 しかし、「帰ってきたケス」ではどうであろうか。ヴォイジャーを降りた後のケスの描写が無かったので、はっきりとは分からないが、頼るところもなくその後も一人で旅を続けていたのであろう。ケスのような能力があれば一人で生き抜くことは十分可能である。 しかし認知症同様モリロジアムの症状はどんなに能力が高くても避けることができないとしたら。介護してくれる家族も友人もなければ全て一人で対処せざるを得ない。それが心のバランスが崩していくうちにヴォイジャーに対する「怒り」に変遷していったのではないか。 ケスのように特殊な能力を持ち妖精のような人物でも老いとそれに伴う心の病を「9歳のケス」のときのように家族に支えられれば乗り切ることもできるが、一人で孤独に抱え込むと思わぬ方向へ向かってしまうということである。それには本編であまりに説明不足だと感じるところもあるが、TNGの頃から心の問題を得意するブラガではありそうな話であるし、「老い」というのもスタトレでは時々現れるテーマである。 このエピソードのケスは相当視聴者の反発を買ったと思うが、逆にここで昔ながらのケスが再登場してもドラマ的には当たり前すぎて盛り上がらないだろうし、ここまでの問題作にもならなかっただろう。 このエピソードをパラノイアの脚本家が必要以上に刺激的に書いたとんでもない代物と見ることは可能であるが、「老い」とそれに伴う「心の病」。それを支える「家族のあり方」から見た場合、また別のものが見えてくる思うし、現代でも避けられない誰もが直面する大きなテーマの一つでもあるが、決して綺麗事では片付けられないものでもある。 最後にわずかながらも昔の家族の温もりを感じ平静さを取り戻すケスの姿には、なんとも言えない味わいがあった。 | ||||
投稿者 | kznr | 日時 | 2006/10/13 23:46 | |
ケスがデブっててかなしい。 | ||||
投稿者 | Naru | 日時 | 2006/12/10 14:53 | |
私もケスファンの一人だったが、ファンの皆さんが何故それほどこのエピにショックを受けるのか理解不能。 作品自体の出来は仰るとおりだとは思うが、ケスの扱いがひどすぎるとか、製作者の愛を感じられないといった事は、私には全く感じられなかった。 それどころか、ファンであるからこそ第二の家族と言っていいヴォイジャークルーと別れたあとのケスの心情、悲しみ、老いに対する不安などが読み取れ、また、あれほどの事件を起こしたケスに対してジェインウェイ艦長の「ここに残ればいい」という許しを聞き、やはりケスはずっとヴォイジャークルーの一員、家族なのだと再認識することが出来、逆に作品に愛を感じる事ができました。 また最後の別れのとき、転送される瞬間にニーリックスに向けたわずかな笑顔、聞き取れない台詞。 とてもいい演出だったと思います。 ここで、最後に苦言を呈します。 このエピも含めて、皆さんの感想をプロムナードで読んできましたが、一部の方の感情的な否定意見が多すぎるかと。 ファン心理というのは分からないでもないですが、特に艦長嫌いな方々のジェインウェイがいるから面白くないなどという、はっきりいうとどうでもいい意見、感想は書かないで頂きたい。 嫌いなら嫌いでかまわない。それを人に読ませようとするな。 | ||||
投稿者 | 樹之塚のでま | 日時 | 2007/1/17 01:53 | |
はじめて見た時はショックでした。でも確かに「老い」をテーマにした作品と考えると、そんなにめちゃくちゃな話でもないと思いました。ケスがヴォイジャーを離れてから2年以上経っているので(オカンパ人にとってはかなりの長期間だと思う)、あんなふうに変わってしまったとしてもおかしくないと思いました。 でもケスが出て行ってからどのような暮らしをしていたのかを考えると悲しいです。未来の自分がヴォイジャーを危険にさらすようなことをしたと知った時のケスの心情を考えると悲しいです。 この話を見終えた後、VOYがスタートレックで最初に見続けたシリーズでなくてよかったと思いました。もしこの話を見た時点で他のシリーズを見ていなかったら、VOYを最終話まで見たらそれきりで、他のシリーズを見ようとはしなかったと思います。そして、スタートレックについて、「明るい未来を描いている」というような説明を見るたびに、「それは嘘だろう」と考えていたと思います。 | ||||
投稿者 | ラコタ | 日時 | 2007/3/1 04:23 | |
ブラノン・ブラガが書いた作品にしては、話が貧相すぎる。 本当ならばマイナス点をつけたいところだ。 確かに、ケスが再登場してくる。 だが、それだけだ。 最初にアイアラとトレスがケスに殺される時点で、展開が見え見え。 次にケスがボイジャーのクルーをヴィディア人に売り渡し、射殺される結果に終わる。 ケスが混乱して自分が3年も我が家として過ごした家である「ヴォイジャー」を攻撃し、家族同然の付き合いだったクルーを殺してしまう。 その心情を理解した上でジェインウェイとトゥヴォックはケスを説得して、許し、彼女の故郷への旅に手を振って送り出した。 確かに自分のいくつか前の人が言っているとおり、最後は丸く収まった。 しかし、納得いか無さ過ぎだろう。 あの最初のシーンのヴォイジャーはどうなるのか。 まず、トレスが殺害される。 次に、最初のシーンのジェインウェイとトゥヴォックも、ケスが来襲してくる事を全然知らなかった。 そして、最後の辺りで、ケスは過去にタイムスリップしなかった。 ・・・この時点で、ケスのホロプログラムが、本当ならば存在し得ないはず。 ・・・確かに艦長が「タイムパラドックスの解決法は一つ。考えないこと。」といった通りかもしれないが、やはり、納得がいかない。 これはケスのファンであっても、その逆でも、元レギュラーのキャラがテレビの画面に再登場して興奮するだろう。 という者もいたのに、完全に裏切られた。 むしろ、ケスを再登場させるエピソードを完全にお門違いしている気がしてならない。 例えば、「ドクター心の危機」とか、このエピソードのずっと後になる「対決する時空」。 この2つの話でケスを出すべきだった。 少なくとも、第4シーズンよりも前の話に触れているわけなのだから、別にケスを登場させても、不都合や矛盾も無かったはず。 なのに、このエピソードでその再登場の願いが叶ったと思いきや、見事に期待外れだったために超がつくほどガッカリしてしまった。 せめて、「対決する時空」で活躍して欲しかった。 ・・・血清のアイディアをケスが考えたことにして登場させればよかったのに・・・。 ・・・とにかく、このエピソードでこんな扱い方をされては、ケスがかわいそうだ。 | ||||
投稿者 | らむせす | 日時 | 2008/5/21 19:06 | |
VOY史上最も悪名高きエピ、どんなか楽しみにしとりました。 血迷ったケスの行動は、オカンパの老人性痴呆症ですか? 老人にもオカンパ人にも失礼ですよねっ ケスはVOY前半で活躍したのにね 全てを打ち消されるようで、痛かった... | ||||
投稿者 | LALA | 日時 | 2008/5/23 08:12 | |
太った太ったと言われてたんで、恐る恐る見たが そうでもないなと思った。許容範囲(笑) 私ならケスがQと対決して、みんなを救う話しにします。 | ||||
投稿者 | 新参 | 日時 | 2009/7/18 02:52 | |
あんなに地上に、宇宙に憧れ探求心豊かに描かれていて、保守的なオカンパ人を軽蔑する勢いだったケスが同胞の元に帰りたいというのは何だか疑問でした(歳のせい?) ヴォイジャーを敵とみなした言い分も熟年離婚すれすれの婦人の言いがかりを聞いてるようで…。 良心的に解釈すればそれだけヴォイジャーに依存していたという事で、正真正銘今でも心はヴォイジャーに在るんだなとも取れますが。 ラストでニーリックスお得意のレオラの根に懐かしむ素振りがなかったのが一番切なかった。 ケスですらあんなに変わり果ててしまうのだから、能力を開花させたオカンパ人の末路は皆あのようになってしまうんですかね? だから遥か昔オカンパ人は能力を封じたとか?(安直ですみません) >私ならケスがQと対決して、みんなを救う話しにします。 こういう夢のある話を発見できたのが救いです。 | ||||
投稿者 | tomi | 日時 | 2009/9/11 23:54 | |
ケスの神通力をもってしても、老いには逆らえなかったか… っていうか、女優としても老けて緩んだな… チャコティの戦闘指揮がイキイキしてて良かった。 | ||||
投稿者 | プラント | 日時 | 2009/12/27 18:17 | |
今頃DVDを見て見直したけれども・・・。やっぱり「最低」としか言いようがない。 例えば、オカンパに戻ると、オカンパが、ヴァードワーと組んだケイゾンに襲撃されていて、ケスがボイジャーに助けを求めてくる。 ところがケスがいた頃よりもボイジャーは色々と変化しているために、艦長はそれに応えられない。 「オカンパ人を助けたいけれども、私たちは地球まであと少しの所にいる。残念だけれど手が届かないわ」といい、ケスの申し出を断るしかなくなる。 しかし、ケスもまた「ヴァードワーを目覚めさせたのはあなた方のはず。艦長、私たちオカンパの先祖はその昔、ヴァードワーと戦って領域を解放した。でも、今の私たちにはケイゾンと戦う力すらない」といい、食い下がる。 すると艦長は、「ケス、あなたの超人的な力で私たちはここまで来れた。それを使って彼らを追い払えば・・・」 しかし、ケスはその超人的な能力を抑え込んでいた。またその力を使ったら、自分の種族を滅ぼしてしまうかもと葛藤する。 そんなケスをセブンが説得する。一方でセブンは艦長を説得する。 ・・・といった展開ならまだ良かったかもしれない。 しかし、この話の場合は、ただ単に怒ったケスがボイジャーに殴りこんでくるってだけじゃないか。 誰か、この話を書き直してくれ。 |
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