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ODN 翻訳部門

バックナンバー 4-3


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許可を受けて訳していますが、意味不明なところや誤訳があればぜひateban@mars.dti.ne.jpまでお知らせ下さい。

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第4巻 3号
1999年 1月31日 日曜

InterTREK NEWS
Strange New Worlds でアマチュア作家が出版


Terri Baumgardner による
Special to The Star
日付: 01/20/99 22:15

運命に直面し、USS エンタープライズのジェイムズ・T・カーク船長は太刀打ちできない敵: 略奪者「時間」に敗北し横たわっている。

生と死の狭間の瞬間に、カークは人生とスタートレック士官としての任務への揺るぎない献身の意味を自問するフラッシュバックを経験した。

この話の筋は「スタートレック」の創作者ジーン・ロッデンベリーの精神から生まれたものではなかった。カンザス市南部近郊の Highland Estates に住む Dayton Ward によって想像されたものだ。

その話 "Reflections" は "Star Trek, Strange New Worlds" 名作集の中で昨年出版された。2つ目の名作集はこの春に発売される。

"Reflections" のテーマである軍人の任務への献身は Ward がよく知っているものだ。31歳の著者は11年間海軍に勤めていた。

「私はその精神状態を理解しています。」と1997年までリーズサミットに住んでいた Ward は語った。「自己中心的にはなれません。やらなければならないこと、仲間、使命について考える必要があります。

彼は軍ではコンピュータープログラマーだった。現在では、Sprint 株式会社でその能力を使っている。妻の Michi はリーズサミット病院の給与会計士である。

ある日、Ward は「スタートレック」ファンのオンライン・チャットルームを訪れた。

「プロの作家たちが伝言板に書き込んでいました。」と彼は語った。「『スタートレック』を出版している人がオンラインを利用し始めていました。それが私がそのコンテストについて聞いた方法です。」

ニューヨークに本拠を置くポケットブックスの取締役編集者 John Ordover は Ward のようなアマチュア作家とスタートレックファンに門戸を開いた。作家志望者はサイエンスフィクション話を投稿し、入選した短編は昨年の6月に名作集の中で出版された。

シリーズの2作目として、Ordover は 4,000作品を受け取った。Ward の2作目の「スタートレック」話は本のために切りつめられ、5月に出版予定されている。

何が起こるかわからない。Ward はインターネット上で2月初めに発表された、3番目のアマチュア作家コンテストに参加していたかもしれない。

「彼はオリジナルストーリーを発行するほかのサイエンスフィクション雑誌でも、短編を続けて語ることができると思います」と Ordover は語った。

Ward のサイエンスフィクションへの興味はフロリダ州タンパでの子供時代へとさかのぼる。彼は「スタートレック」テレビシリーズに心を奪われた。

「考えされる、感情を高ぶらせる良い話を語ってくれました」と Ward は話した。「時には、それは当時の出来事で起こっていることに似ていました。番組が60年代に最初に放送された時、ヴェトナムとのたくさんの類似点がありました。それが60年代に検閲を通過する方法でした。サイエンスフィクションとして偽装したのです。」

しかし Ward にとって、「スタートレック」の魅惑はそれ以上のものになる。

「私は次に起こることにとても興味を持っています」と Ward は言った。「これからどこへ行くのか? 一体それは何なのか?」

"Reflections" はカーク船長の人生とエンタープライズでの任務という点からこの質問に答えようとしている。

「彼は2つ前の映画で殺されました。」と Ward は話した。「突然あっけなくそれが起こり、この男性が番組のスターであるにも関わらず、騒がれることもありません。そこで、私は次に何が起こったという章、なぜ彼が死んだかという正当性を書きました。」

話は現在のエンタープライズ艦長であるジャン・リュック・ピカードがカークが死ぬところを見るところから始まる。カークの命が生死の境にある時、彼の顔は瞬間的に疑念を映す。ピカードが見たのは軍人の後悔だろうか?

「(カークは) 軍人でした」と Ward は語った。「それがポイントです。彼は他人に仕えて、普通の人生というものを犠牲にしました。「意味があったのか?」という瞬間的な疑念があります。その瞬きの瞬間に、この全ての話が起こります。」

Ward の作家としての自分の話は続く。彼は本に取り掛かっている -- 若い殺人の目撃者が海兵隊員に入って悪人から逃げるというスリラーものだ。

「彼は基礎訓練キャンプに隠れることになります。」と Ward は話した。「私はそれを信憑性のあるものにしたいと思います。それを読んでくれて、『その通りだ』と言ってくれる海兵隊員が欲しいです。自分の記憶に頼りたいのです。」

作家というものは、よく知っている事柄について執筆する。そうする時、自身の一部を明らかにする。

Ward も同じであり、"Reflections" で人生哲学が明かされている。

「私は誰でも理由があるから生きているとしてそれを執筆しました。」と Ward は語った。「誰の人生でも何かを意味しています。できるだけ時間と共に大半を過ごします。略奪者は時間であり -- 単に時間がありあまっているだけなのです。」

Copyright (c) 1999 The Kansas City Star

(Francis Deblauwe による)


InterTREK NewsBits

- 映像 -

Hollywood Reporter の1999年の興行成績のトップ映画のリストで、Insurrection は6週間の劇場公開の後 66,408,775ドルを得て9位につけた。最近の成績では Insurrection は劇場で現在のトップ成績映画で17位につけている。


1月13日からのヴォイジャーの再放送 "Drone" が、通常うろついている90台以下からあまり離れず、その週のトップ視聴率ネットワーク番組で101位にランクされた。1月20日の新しいエピソード "Latent Image" の続く週は、ヴォイジャーは10を飛び越え91位になり、3.8%の割合だった (約378万世帯に等しい)。またディープスペースナインの "Shadows and Symbols" の再放送は1月10日までの週で19番目のトップ視聴率シンジケート局テレビ番組に同率でつけた。


- 人物 -

ウィリアム・シャトナーは2月3日水曜 午後6:00 PST (GMT-5、日本時間翌日午前8:00) に MSN で UFO Community 主催のオンラインチャットに参加する予定。チャットはサーバー publicchat.msn.com、チャンネル #briefing の IRC を通してアクセスできる。チャットについての詳しい情報は UFO Community ウェブサイトにある。 (Yvonne Hedenland と Mysti_UFO による)


Star Trek: Continuum は今月2つのオンラインチャットを開催する。初めはイーサン・フィリップス (VGR: ニーリックス) とのもので、2月4日木曜 午後5:00 PST (GMT-8、日本時間翌日午前10:00)、2つ目はジェリ・ライアン (VGR: 7オブ9) とのもので、2月11日木曜 午後6:30 PST (日本時間翌日午前11:30) に予定されている。両チャットは Continuum ウェブサイト、もしくは IRC サーバー chat.paramount.com、チャンネル #STChat でアクセスできる。


ジェリ・ライアン (VGR: 7オブ9) は Fox ネットワークで明日2月1日 午後8:00 EST に放送される TV Guide Awards のプレゼンターの1人として登場する予定。賞についての詳しい情報は TV Guide の1月25日号内、もしくは TVGEN ウェブサイト上にある。 (The Official Jeri Lynn Ryan Homepage のご好意により)


またライアンは The Sentinel の E! Entertainment Television による話の一部としてインタビューされる予定。その部分は明日の午後7:00 EST/PST に E! News Daily で放送される予定で、火曜に再放送される。 (The Official Jeri Lynn Ryan Homepage のご好意により)


Hollywood Reporter はパトリック・スチュワート (TNG: ピカード) が TNT で放送される古典 "A Christmas Carol" の映画版に登場するとしている。 (Dateline: Starfleet のご好意により)


レナード・ニモイ (TOS: スポック) は International Cinema Partners 発売のビデオ Y2K Family Survival Guide の司会を務めている。ビデオは2000年問題を調べ、課程で準備すべき最も良い方法を提案している。2月23日に発売される予定。 (thorndike8 のご好意による)


またレナード・ニモイ (TOS: スポック) が公式スポークスマン (ODN 4-2 参照) として発表されたのに続き、bige.com はニモイとジョン・デランシー (TNG/DS9/VGR: Q) からの Alien Voices 一座が訪問者が同サイトを閲覧している時に無作為に登場する寸劇を行うことを発表した。「bige.com のサイエンスフィクション部門の公式スポークスマンであるレナード・ニモイは大きな才能を持っており、我々はインターネットの他の場所では見ることのなかったユニークな独自の娯楽プラットフォームを作るために共に働く機会を持つことに興奮している。」と BigE の会長兼経営最高責任者の Mitchell Rubenstein は語った。「我々はこのインターネットイベントが世界中のサイエンスフィクションの注目を引きつけると確信している。」ニモイは「Alien Voices の我々はインターネット娯楽のニューフロンティアに突入することに興奮している。」と語った。


マリーナ・サーティス (TNG: トロイ) はニール・サイモンによる3つの劇からの4つの場面の喜劇を集めた "Hotel Suite" の劇場に登場している。サーティスは4つの場面の2つでディアナの役を演じ、不幸な夫を相手にする女性である。劇は2月28日までペンシルヴァニア州フィラデルフィアの Walnut Street 825番地 Walnut Street Theatre で上演中。劇についての詳しい情報は Walnut Street Theatre ウェブサイトか、215/574-3550 (最後の数は4でも) に電話すると得られる。 (TrekWeb のご好意により)


クリストファー・ロイド (ST3: クルーグ) は 10-10-220 電話サービスのテレビコマーシャルでタクシー運転手として登場している。


ロサナ・デソト (ST6: アゼトボア) はラテンの大スター Thalia が出演する新しい映画 "Mambo Cafe" に登場している。映画の主要な撮影はほぼ完了し、Kushner-Locke により世界中に配給される。


- チャットの内容 -

日付: 1月28日
人物: Nicole deBoer (DS9: Ezri Dax)
主催: The Star Trek: Continuum
場所: http://www.startrek.com/Auditorium/auditoriumright.asp?list=transcripts&ID=1445


日付: 1月29日
人物: アーミン・シャイマーマン (DS9: クワーク)
主催: The Star Trek: Continuum
場所: http://www.startrek.com/Auditorium/auditoriumright.asp?list=transcripts&ID=1465



- メディア -

ゲストスターのジェリ・ライアンの言葉も含んだ、"The Sentinel" の復活についての記事が GIST TV ウェブサイトにある。 (The Official Jeri Lynn Ryan Homepage のご好意により)


また Amazing Stories の1999年冬の号は表紙でセブンオブナインを特集しており、Joseph De Vito 画のもの。(The Official Jeri Lynn Ryan Homepage のご好意により)


インタビューを含むギャレット・ウォン (VGR: キム) についての Richard Chuen-Shiuh Chu による記事が Perspectives の第4号に登場している。ブリティッシュ・コロンビア大学の学生が出版する中国語・英語バイリンガルの学生新聞。記事は Perspectives ウェブサイトにある。


ブレント・スパイナー (TNG: データ) とジェリ・ライアン (VGR: 7オブ9) との TV Guide Q&A 会話が TVGEN ウェブサイトにあり、それぞれ http://www.tvgen.com/scifi/qa/990127a.htmhttp://www.tvgen.com/scifi/qa/990120a.htm


"Star Trek: Insurrection" についての記事が今月多くの雑誌に登場し、X-Pose、Film Review、Cult Times が含まれる。


宇宙への興味を垣間見るスタートレックに影響された、NASA と共に働くオーストラリア、シドニーの科学者についての Matthew Horan による簡単な記事が The Mercury の1月22日号に登場した。 (Seng Chan による)


スタートレックへの言及を含むサイエンスフィクションのジャンルについての Martin Morse Wooster による広範囲の記事がワシントンポストの1月24日号に登場し、ワシントンポスト・ウェブサイトにある。


- その他のオンライン -

LCARS: Federation Databank ウェブサイト はサイトを訪れ雑学クイズに答えることのできる人へロクサン・ドースン (VGR: トレス) のサイン入り写真の申し込みを受け付けている。

- オーディオ/ビジュアル -

"Star Trek: The Motion Picture" の特別版サウンドトラック (ODN 3-15 参照) が店頭で販売され始めた。


スペースシャトルから記録された地球の映像を80分間見ることができる 新しい Earthlight 特別版 DVD-ROM は、クリンゴン語を含む12言語の字幕を特徴としている。「クリンゴン語は訳すのに最も苦労しました」と Mill Reef Entertainment 社長 Frederick Grossberg は語った。「公式クリンゴン辞書を使って…我々は英語テキストのほとんどを翻訳することができました。」そのタイトルについての詳しい情報はウェブサイト参照。

- ソフトウェア -

インタープレイから発売予定のゲーム Starfleet Command の Frakman によるプレビューが Dual Fusion ウェブサイトにある。 (Star Trek Gaming Central のご好意により)

- 出版 -

GameSpot は Amarillo Design Bureau が Task Force Games の宇宙船戦闘ゲーム Star Fleet Battles のライセンスを取得したと発表したことを報じている。最初に1970年代半ばに発行され、Star Fleet Battles ゲームは大まかにスタートレックを基盤としており、インタープレイの発売予定ビデオゲーム "Star Trek: Starfleet Command" の形の基礎となっている。多くの古い Star Fleet Battles 製品は再印刷され、新しいものもついに生産される。Star Fleet Battles の再生についての全ての報道は GameSpot ウェブサイトにある。


レヴァー・バートン (TNG: ラフォージ) は "How I Overcame Shyness: 101 Celebrities Share Their Secrets" (「内気を克服する方法: 101人の有名人が秘密を共有する」) に載った有名人の1人である。Gary Simon 編纂・編集、ISBN: 0684841932、Simon & Schuster 出版の新しい自立本。本についての詳しい情報は SimonSays ウェブサイトにある。 (Jay2466240 による)


- 賞 -

Motion Picture Sound Editors は優れた音楽編集に与えられる第46回 Golden Reel Awards の最終選考に残ったものを発表した。ラスヴェガス・ヒルトンの "Star Trek: The Experience" は Special Venues (特別開催地) カテゴリーにノミネートされた。勝者は3月20日に Century Plaza Hotel の Golden Reel Awards 会で発表される。

- その他 -

流行リストの中で、雑誌 American Demographics は1999年にスタートレックがリストから「出る」とした。入るものと出るものについての完全な記事は American Demographics ウェブサイトにある。


スタートレック創作者、ジーン・ロッデンベリーの "Earth: Final Conflict" は Alliance Atlantis Communications 株式会社と Tribune Entertainment Company により2シーズン以上に改められることになった。メイジェル・バレット・ロッデンベリー (TOS: チャペル/TNG: ラクサナ・トロイ/など) は番組の製作者の1人であり、セミレギュラーを演じる。

- ローカル -

Chicago Viacom 店の閉鎖 (ODN 4-2 参照) についての Susan Chandler による記事が Chicago Tribune ウェブサイトにある。


観光事業に導入するためスタートレックを使った町、カナダのヴァルカン (ODN 2-5、3-17 参照) についての John Gradon による記事が Calgary Herald ウェブサイトにある。



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